こんにちは！
ベトナム担当Cです
送風機の逆回転での運転で
実際に能力不足・不具合が発生してしまった
具体的な事例をご紹介していきます
数年前、メキシコ担当Kが発信した内容ですが、
まだ見てない人があれば是非見ててね
中部地方の段ボールを製造されているお客様で、
段ボールを決められたサイズに
カットオフ（裁断）したときに
発生する紙片をサイクロンで
回収する工程に当社の送風機を
ご採用頂いておりました
約２０年前の古い送風機が老朽化したので
約２か月ほど前に同等能力の新品に
交換頂いたのですが、ここ数日で、、、
①振動が異常に大きくなった
②異常音が発生
③吸込能力が不足しており紙片を回収しきれない
④軸封部から紙粉が漏れ出ている
⑤軸受台が異常に熱い
とのことで、
関西の段ボール機械製造装置メーカ様経由で
緊急連絡を頂きました
ちなみに、吸込能力の不足によって
送風機羽根車に付着した紙粉です
現場に急行して、
インバータ運転だったので周波数を確認したり
サイクロンの粉塵排出部が満杯になっていないか
グリスアップはきちんとされているか
などなどを確認しますが、
どれも問題ありませんでした
もしかして、、、と思いながら
モータの外扇ファンをチェックすると、
恐らく高い確率で逆回転
その後、夕方になりその日の生産が終了したので、
装置を止めていただくと、、、
止まりかけの送風機Vベルトの
回転方向を確認すると、、、
やはり逆回転でした
逆回転の解決方法は、
３相結線のうちいずれか２相を入れ替えるだけです
結線を入れ替えて、
無事正転に戻って運転してみると
今までの不具合と能力不足が
ウソだったかのように正常に戻りました
遠心式送風機は、
逆回転でも風の流れは変わりません
但し、逆回転は正転と比較すると
能力が半減して、半減した分の
エネルギーが異常音・振動・熱などの
無駄なエネルギーに変換されてしまいます
能力不足・不具合発生時には、
回転方向のご確認もお願いします
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