22年前初めて煉瓦建築を設計した。耐火煉瓦を使用して造った
初めての煉瓦建築とあって、ずいぶん力が入った。日ごとに積み
上がって行く煉瓦の持つ質感に圧倒されっぱなしだった。真夏の
じりじり照りつける太陽の日差しの中で職人さん達は格闘してい
た。この住宅の外壁は、11.4㎝厚の耐火煉瓦の2重積み施工であ
った為め随分コスト高になった。これ以降の煉瓦建築には、当時
開発された20㎝厚の耐火煉瓦【三石耐火煉瓦㈱製】を使用するよ
うになった。断熱性、耐火性は申し分ない建物になった。この津
山の住宅は私にとって、記念すべき煉瓦建築となった。
煉瓦建築の耐震性に疑問の方は、ユーチューブ「森のれんが教室」
の耐震実験動画をご覧下さい。
津山市郊外の住宅地に建つ煉瓦住宅 煉瓦の重厚感が漂う
1万本の黒色耐火煉瓦【三石耐火煉瓦㈱製】が積み上げられている
南面玄関屋根部分 黒い煉瓦と赤い屋根瓦のコントラストが美しい
内部1階居間から天井を見渡す 暖炉の煙突が存在感を示す