最近では医療の世界で目覚ましい進展がある。特にガン治療の放射線治療

機器の発展には目覚ましいものがあります。従来の機器とは違って性能は

格段に向上していると聞きます。しかし、放射線の強さはずっと高くなる

為、放射線遮蔽は以前に比べ大変難しくなっています。そこで登場するの

が放射線遮蔽煉瓦ラシックスです。安全で無害のこの煉瓦は、患者さんに

ソフトな環境を提供してくれます。国の安全基準検査にも合格し、これか

らの医療施設に期待される建設資材となっていくことと思われます。

工期5ヵ月(2018年~2019年)で施工された神奈川県大船中央病院のリニ

アック室の改修工事の設計は貴重な経験となりました。旧式機器から最新

機器入れ替えに伴う工事でしたが、煉瓦遮蔽による工期の短縮は、経済的

にも大変メリットのある工法でした。今後、放射線遮蔽煉瓦を使用した工

事が増加していくことを期待したい。

 

ラシックス放射線遮蔽煉瓦については「森のれんが教室ーユーチューブ」

動画で詳しく確認する事が出来ます。是非ご覧下さい・

   

   バリアンメディカルシステムズ製の医療機器が設置された大船中央病院

    壁、天井にはラシックス放射線遮蔽煉瓦【三石耐火煉瓦㈱】が使用さ

    れている。

    

   壁に使用されているラシックス放射線遮蔽煉瓦(厚さ50㎝)は黒い輝きが美しい。

    落ち着いたソフトな環境を提供してくれる。