昔からレコードを買う時、私は曲目と演奏メンバーを見て買う。

この組み合わせから音が解る。1950年代から60年代の名盤にな

ぜかトミー・フラナガン(ジャズ・ピアニスト)が参加したアルバ

ムが多い。ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」コルトレー

ンの「ジャイアント・ステップス」JJジョンソン「ダイアルJJ5」

カーティス・フラー「ブルースエット」などなど・・・・・彼が

参加した名盤は実に数多い。フラナガンは名盤請負人といったと

ころか!そんな彼を昔から私は大変買っていた。

1997年に初めてライブで彼の演奏を聴いた。たった1度の貴重な

体験だった。今でもその日の熱い演奏が思い出される。最近も

ジョージ・ムラーツ(ベーシスト)が加入したトリオ盤などは頻繁

に聴いている。彼らの演奏から熱いハートが伝わってくる。

 

 

              当日のチケット

  

   ライブ終了後フラナガンにサインしてもらった。フラナガンは意外に

   小柄だった。握手した手は柔らかかった。家に帰ってリーダーアルバ

   ム「オーバー・シーズ」を聴いた。「ウィロー・ウィープ・フォー・

   ミー」がいつもと違って響いてきた。