ある事務所ビルのトイレ。
「大」をした後、窓を開け換気扇をまわしているにも関わらずなかなか臭いが消えないとのこと。
現場をみると、確かに窓を開け、大きな換気扇がカラカラ音をたてて回っています。
ところが、窓と換気扇に大きな問題がありました。
どこが問題かというと、両者の位置関係です。
このトイレは窓のすぐ上の壁面に換気扇が付いていました。臭いものだから、窓は全開です。
空気の流れを考えてみてください。
換気扇の力により、外から入った新鮮な空気は、すぐ上にある換気扇により、すぐさま外に放出されるのです。
これでは全く意味がありません。
室内には空気の流れが生じていないのですから、臭気は停滞したままです。
解決方法は?
簡単です。
窓を閉めることです。
これでトイレの入口付近から換気扇へと空気の流れが生じます。
ご存じだと思いますが、トイレのドアには「ガラリ」と呼ばれる吸気口がついています。
これがなければ、ドアの下部と床の間に2センチほどの隙間があります。
これは「アンダーカット」といいます。
この吸気口から換気扇に空気の流れが生じます。
ちなみに清掃をしているにも関わらず、アンモニア臭のきついデパートなどのトイレがあります。
臭いの元はどこかというと、大概は床のタイル目地です。
目地に染み込んだアンモニアです。
細かいモザイクタイルなどは目地が多いので、臭いもきつくなりがちです。