『アカシヤ』 辻仁成  | 明日見ていたringin' ハレーション.waver

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ひさしぶりに彼の小説を読む。昔は全部読んでいたのだが(笑)辻が離婚して中山美穂と結婚してヨーロッパで暮らしていると知り、なんだか『?』となり、自然と遠ざかっていた。


じゃあ、なぜまた読んでいるのか?

たぶん……歳を重ねて、少しはsdch自身、受け入れる器も変わってきたようだ(笑)


人生は、1+1=2みたいな数字のようにきっちり割り切れるものじゃない。

だから人間は面白い!ポジティヴにとらえよう思考(笑)


さて、この本『アカシヤ』の装丁がが素晴らしい。何度も見直して・・・というかんじ(笑)

短編集で、『明日の約束』にぐっときたので書きたくなった。


話は、難民キャンプへボランティア医師が向かう途中、兵士に襲撃されて彼だけ助かりジャングルの中で、ある部族に助けられてそこで一生過ごすことになりそう……という内容。


文明人と原住民の違和感。彼らが便利な生活を送っている我々に、”失ったもの”を教えてくれる。


彼らには名前がないので、”みんな”として生きる。全体の事を思う。

彼らには時間という概念がない。過去未来がない。いつも”今”


死んだ人も、死んでいる人。死にながら彼らの中で生き続けている。ただ見えないだけ。違うところへ行ったのだと。なので、恐れや不安もない。悲しむ事もなく人が亡くなってもけろっとしている。


食べたいものは森から供給するだけなので、収穫の時期という季節感もない。ひたすら”今”(笑)

時計は無意味で、歳という概念もない(笑)


だからといって、sdchがそういう生活はできるわけないのだが。


北斗の剣「お前はすでに死んでいる」

ん、ちがうか(笑)