人の振り見て我が振り直せ(某社員の体験) | 某社員?

某社員?

私的な考え

夜中に失礼します。


友人達と食事をしてお腹一杯の某社員でございます。


今日のテーマは客商売の難しさ(自分の体験)


私某社員は、仕事を20時くらいに切り上げて、友人を食事に誘いました。


その友人は、何年か厳しいお店(焼き鳥店)で修行して、

「いつか自分のお店を出したい!」という夢を持っており、

日々自分の思い描く店の為に開業資金を貯めています。


私は何とか彼の力になってあげたくて、時々その友人を

いろんな焼き鳥店に誘っていました。

(もちろん私はお酒を飲みません。飲むのは友人だけです。)


今日も、そういう気持ちで誘ったのですが・・・

こんな事を口走ってはいけないと思いますが、今回は最悪です。


そのお店は市内の某所にあり、私がインターネットで探しました。


店の中の雰囲気はまあまあで、

常連らしきお客様も何人かいらっしゃいました。


まず、我々(3人)は座敷に通されました。


店長らしき人の対応も気さくっぽくて、

カウンターの常連客と楽しそうに話していました。


我々はまず、焼き鳥を何本か頼み、

飲み物も人数分注文しました。(私は水です。)


飲み物も届き、注文した品が来ました。


炭火ではない・・・ネットには備長炭使用と書いてあったのに、

出てきた焼き鳥はガスで焼いた物でした。(明らかな素人狙い?)


そして生臭く、外側は焦げている。

鶏のうま味を全く引き出していなくて、明らかに技術不足です。


トイレのドアを開けると、なぜか長い廊下を歩いたビルの共同トイレ。

そして掃除もしていないようで、非常に汚い。


まあ、我々も楽しみたいですから、文句を言わずに食べました。


その会話上で友人が友人Aに「俺焼鳥屋やりたいんだ。

この店の内装はまあまあだよな。俺もこんな店が欲しいんだ・・・」と

言った途端、店長の顔色がガラリと変わりました。


私は、経験上の直感でそれに気付いたのですが、

あえて「さあどうでるか?」人間観察を行うことにしました。


その後

カウンターの常連客のみとひたすら談笑、我々の注文を無視して、

何回か頼むと、やっと迷惑そうに受ける。我々に一切話しかけなくなる。

まだ少し入っているビール瓶を勝手に下げる等、明らかにこちらへの

「早く帰れ!」という牽制が伺えました。


終いには、金額以上の請求をされ、さすがに私や友人が

怒りそうになったのですが、その店の挑戦と受け止め、言われた金額を

払い、店を出ました。(多分通常の1.3倍)


友人「完全に客としてナメられたな。あれは俺達に、自分には常連が

いるから、お前等みたいな人間は二度と来なくて結構!って態度で

あろう。俺も向う側に立っていたからわかるさ・・・あれは酔った客とか

にもやっているはずだよ。。」


私「でも、あそこまで態度や金額で出れば普通の客なら切れるよな。」


友人「もちろん切れるさ!だけど今回の件は、非常に良い

勉強代だと思っている。なかなか貴重な体験をさせてもらったよ。

だけど何だか寂しいなあ・・・俺は普通にお酒を飲みたかっただけなのに。

同業種や、これから店を出したがっている人間が来ても、のれんを

くぐった以上、俺にとっては大事なお客様だと思うよ。昔修行した店に

は、同業種の方もよく飲みに来てくれていてね、多分技術を盗むと言うよりも、味が好きだったんだろうね。俺ならば自分の店に勉強しに来てくれるのは、嫌と言うよりむしろ歓迎するね。

自分の持てる最高の技術とサービスを

提供するから、俺の技術を盗めるものなら盗んでみろ!ってね。」


私も、ある意味お客様と接する職業ですので、

今回は大変勉強になりました。(金額うんぬんではなく)


人の振り見て我が振り直せ


お客様の立場になって、考える事は大切ですね。


ちなみに、その後ラーメンを食べて帰りました。


『自分も、もしかしたら気付かぬうちに人に嫌な印象を与えている

かもしれない…気をつけよう!と今まで以上に気が締まりました。』

とりあえず忘れないうちにブログに書きたくて、

家に帰った瞬間に書かせて貰いました。


自分が、ちょっと天狗になりそうになったときに読み返すために。


久々に長く書いたぜ☆