世界一の彫刻家であるオーギュスト・ロダンを学んでいきますが、
副題が「世界一の彫刻家から学ぶ!世界一の”考え方”」です。
「考え方」というと少し抽象的ですが、
私が今回ご紹介するのは、
多くの人がはまりがちな
「誇張的で非合理的な思考パターン」についてです。
実はみんながはまっている、
「ちょっと妄想的な思考のパターン」に気づくことにより少し現実がよくなるかも、
という10のパターンをご紹介します。
■ あなたもはまっている「誇張的で非合理な10の思考パターン」
1、全か無かの思考 ~All or Nothing~
2、行き過ぎた一般化 ~Overgeneralization~
3、心のフィルター ~Mental filter~
4、マイナス化思考 ~disqualifying the positive~
5、結論への飛躍 ~jumping to conclusions~
6、拡大解釈と過小解釈 ~magnification and minimization~
7、感情的決めつけ ~emotional reasoning~
8、すべき思考 ~Should statement~
9、レッテル貼り ~labeling and mislabeling~
10、個人化 ~Personalization~
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E3%81%AE%E6%AD%AA%E3%81%BF
これらを一つずつ実践的に紹介するのは、
ブログ上ではとても難しいのですが、
簡単に言えば、
「人は皆、勝手に思い込み、勝手に解釈し、勝手に判断しているから、
不安や恐怖といった感情が増幅していく」
ということです。
この誇張的で非合理的な思考パターンに自ら気づくことによって、
「無用な心配や恐怖」といった感情パターンから解放され、
「愛や希望」といった良い感情からの思考、行動へと変容していくことができるのです。
過去のアートセミナーの中で、
「観念」についても取り扱っていきましたが、
この「観念の構造図」(byバシャール)を解き明かしていき、
自らを中庸に持っていくためのひとつの方法として、
この「誇張的で非合理的な思考パターン」である「認知の歪み」を知っておくことは、
とても有益です。
例えば、
1、全か無かの思考 ~All or Nothing~
「YesかNoかはっきり白黒つけろ!」
2、行き過ぎた一般化 ~Overgeneralization~
「2週間前に、Aさんにデートを断られたから、またBさんにもデートを断られるに違いない」
3、心のフィルター ~Mental filter~
「今まで人生で色々あったけれど、本当に、悪い思い出しかないわ・・・」
4、マイナス化思考 ~disqualifying the positive~
「みんな私のことを褒めるような言葉をかけてくれていたけれど、私はそんな言葉に価するような人間ではない。そんなに評価してくれると、後が怖い。本当に困った・・・」
5、結論への飛躍 ~jumping to conclusions~
「テレビを見ていると本当にたくさんの殺人事件が起こっていて、私もいつか必ず事件に巻き込まれるわ・・・。怖い世の中ね・・・」
6、拡大解釈と過小解釈 ~magnification and minimization~
「たった一回、うまく行っただけなんだから、次もうまくいくはずがない」」
7、感情的決めつけ ~emotional reasoning~
「こんなにがんばっているのに認められないのは、上司が私を嫌っているからなんだ」
8、すべき思考 ~Should statement~
「上司なんだからもっと大人らしい行動をするべきだ」
9、レッテル貼り ~labeling and mislabeling~
「Aさんは、毎日フラフラしていて、仕事をしてない。ロクな人間じゃないわ。」
10、個人化 ~Personalization~
「プロジェクトの失敗はみんなには責任がない、わたしが全部悪いんだ」
確かにこのように見ていくと、
とても滑稽とも言える考え方をしていると思えます。
しかし、はまっている当の本人は気づかないものですよね。
頭の中に思考が溢れている時に、今一度このリストを見て、
自分の状況を俯瞰してみると良いかもしれません。
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