その昔


知り合いの方がとある団体にその慈善活動を

認められて平和◯◯賞的なものの授賞式と

その後に30分程度のトークをする為に

四谷にあるビルに向かうとの連絡がありました。


自分は何となくその団体が気になり

調べてみると、某宗教団体が母体と

なっており、これは危険なのではと

思いながらも、まさか、この人自身が

教団の人間なのかと疑心暗鬼に

なりつつ、付き人をさせて欲しいと

お願いしました。

もちろんボディガードをする為でしたが

その趣旨は伝えませんでした。



当日、そこに集まった人々は

某有名大学の教授、某有名企業の役員

などなど地位はありそうな人ばかり

知人の受賞が始まるまでに、その方々の

話がそれぞれあるのですが

もう、宗教感丸出しでそこにいる人は

みんな信者さんだと分かりました。

 自分は知人が信者で無かった場合

この謎の団体が、確実に彼を利用するため

訳のわからぬ平和賞を受賞などと言って

誘き出しているとしか考えていないので

一ミリも油断せずに、この会の話、

屈強な実行犯的な人物の存在の有無

非常口の確認と逃亡する際のルートなど

をチェックしたり、万が一に備えていました。

カバンの中には黒帯の子達が使う超短棒も

忍ばせるなどありとあらゆることへの

意識をフル回転させていたのです。


この会は某国の宗教団体で、後に我が国の

元首相の暗殺に名前が出てくるのですが

もう、話の内容がかなり偏っていて

危険な場所にいることを再認識。


無事に授賞式も終わり、多くの人達が

知人の周りに集まりあれこれ質問したり

賛美の声をかけていても僕の神経は

ピリッピリに研ぎ澄まされていましたし、

エレベーターから出る時も

開いた瞬間に外から入ってきて

スタンガンや催涙スプレーで襲われても

対応できるようにとドアが開く度に緊張の

連続でした。


無事に建物の外に出るも

先ほどの某有名大学の教授に声をかけられ

三人で近くの飲食店に入ることに。


なんだよ、、

まだ解放されないのか、、

と思いつつ、知人がこの教団に関係しているの

かどうかが分かるかも知れないと

二人の会話を注意深く聞いていると

どうやら、知人は信者では無さそうだとの

推測に至りました。



後日、連絡があり、彼と近しい方にその

賞の話を得意気にしたところ

その方が調べて、やはり某団体に辿りつき

これはまずいのではないかという事になり

直ぐにこの賞の受賞撤回の意思を伝え

賞状も速達で送り返したとのことでした。


なぜ、君も教えてくれなかったんだ?笑

と突っ込まれましたがね。

何事も無く良かったです。


とまあ、世の中にはいろいろな事が

起きているというお話。




たまに、龍🐉がどうとか言うので

妙な宗教に入ってんじゃないのか?と

子ども達に揶揄われますが

無宗教でございまーす。

サザエでごさいまーす風に伝えたい