続き
中学一年から登校拒否になってしまった
お勉強の生徒ちゃんは小さな頃からの
仲なので、僕のところには通って来て
はくれていました。他の生徒達と被らない
時間に変更し、勉強したり話を聞いたり
していたのです。その後、別の中学への
編入が決まり二年からまた学校へ
通えるようになったわけです。
高校生になり、彼女が親との関係性を
悩んでいる事をポツリと口にした事が
きっかけで中学に行かない時期の話を
してくれたのですが、これは自分に
とっても自分の力の無さを痛感させら
れることでもありました。
彼女が学校に行かなかった時期に
何を考えていたのかというと
死
でした。
僕は時間をかけながら、彼女が
学校へ行けるようにメンタルの
サポートをしていたつもりでいましが
その時、彼女が自殺を考えていた
なんて1ミリも想像できなかったのです。
え、、、
ごめん、、
全く気づいてあげれなくて
本当にごめん、、
誰にも相談もしないし
そんな素ぶりを誰にも見せないで
いるのに、毎週会っていながら
気づけない、しかも小学生から
知っているのに。
ごめんなさいしか言葉見つからず
半べそになりながら謝っていると
何で謝ってんの?と笑いながら
彼女は泣いていました。
この辺の話は長くなるので
飛ばしますが
話を改めて聞かせてもらうと
中学の卒業式の日に
教室に戻り生徒たちが最後に両親への
感謝の手紙を読む時間があったらしい
のですが、彼女の手紙はなんと
両親への怨みの言葉だったそうです。
最後には今後、私の人生に関わるな
という言葉で締めたそうです。
ご両親、悲しかったろうな、、
いろんな想いをしながら迎えた
我が子の中学の卒業式になぁ、
辛かったろうな、、
なんて思いつつ、こんなに優しい子が
ここまでする理由があるのだから
親御さんには申し訳無いが
今は彼女の話に寄り添わせてもらおうと
思いました。
今、こうして話を聞けている
のはこの子が目の前で生きているから
なんだから今は完全なる味方で
いたいのです。
何から何まで上から目線で話す
父親への嫌悪感と
それに反論できない母親への怒り
自分が悩んで学校に行かなかった時
一流企業の重役の父親が放つ彼女へ
の言葉は、彼女を案じてでは無く
まるで出来の悪い部下に対して
言っているようだった、そして
それに対し夫の顔いろを伺って
子どもの言葉を無視しているとしか
思えない母親、口を開けば
あなたのため
そんな二人に対して
絶望感を覚えたのだと話して
くれました。
それからはしばらく勉強半分
お話半分みたいな時間にして
一ヵ月ほど経った頃
ご両親への不満の言葉が随分と
マイルドになってきたので
小さい頃の関係性を尋ねてみると
ご両親が大好きだったとのこと。
彼女の怒りは大好きなご両親が
彼女の心の訴えではなく
学校側や世間や伴侶を見ていることへ。
ストレートに言えば
私をちゃんと見てよ!っていう
叫びなんだな。
大人も結局は
一人の人間でしかないから
子どもが考えるような
大人像とはまたちがうんだよねって
話ができるタイミングというか
チャンスが生まれたおかげで
大人も大して大人じゃないから
期待しないであげてって
大人代表で伝えておきました笑
僕を見ろ、子ども達にバカにされ
ている、こんな大人もいるのさ。
で、
例の地獄の手紙発表の後
ご両親は責めるような態度は
とらず何も言わなかったそう。
高校生になってからのご両親側からの
関わり方の変化を聞いてみると
娘に無視されたりそっけない態度を
とられても、家族の外出時間を設けたり
するお父さん、娘と戯れるように過ごす
お母さん。
娘と向き合おうと頑張ってますよね。
お父さんお母さんなりに
悩んだ末の君への謝罪と愛情表現
なのかもな。
親だって大人だって
そんなに器用に生きてないんだよ。
そんな大人じゃないんだよ。
愛されていないわけじゃない。
そのうちに分かるさ😎✨キラ−ン
あ。
ワシ、いいこと言ったよね?
今のセリフいけてるっしょ?
と思わず聞いちゃった。
大人は自分が思っていた大人とは
まぁぁったく違うことが
よぉぉぉく分かったわ💀
そして、大人も子どもも関係無く
人は自分の都合良く話をする
場合があることも
今のキラーン😎✨で
よぉぉぉく分かったと
言い返されちゃった。
それはだな、
お、お前のことを
思ってだなぁ💦
良かれと思ってだなぁ💦
おっといけねぇ💦🙀
まぁあれだ、これからは
人の話はそのまま受け止めず
自分で噛みしめ判断しろよ。
相手の不安がのってる場合もあれば
相手の優しさが理解できて無い場合も
あるんだから。
感覚を研ぎ澄ませ!
最後に自分を救うのは
自分だってことさ😎
自分を生きるんだ
もうすでにお前は沢山の人に
愛されているんだ、
心配するな✨キラ−ン
なぁ…
あのさ、
今のセリフ
かっこよくね?
というか
いろいろよーく
分かったわ…
大人に対して
期待するのが
バカバカしくなったのは
感謝するわ。
自分で
なんとかするわ
ありがとう。
え、、、
ドンマイ
結果オーライ
その後、
ご両親への見方が少し変わり
いがみ合わなくなり
関係は良くなったそうです。
この話が他の子の役に立つなら
話してあげてね
と言ってくれたあの日から
三年が経ちました。
話すどころか
書いちゃってるぜ!
子ども達から学ぶことは
なかなかでかい。
