叔母(六世魯遊)の足首に異変が起きた

ことを当時の僕も叔母の娘も気づかずに

いました。

ある雨の日、叔母が顔に絆創膏を貼って

膝を擦り剥いたと帰宅してきたのですが

みんな、雨で足が滑り転んだけれど

大怪我をせずにに良かったと思って

いたのです。


振り返るとあの怪我の原因が

叔母の足の不調が現れた瞬間だったの

かも知れません。


その後、叔母に付き添い整骨院通いを

するも、叔母の足、正確には足首は

良くなるどころか日に日に悪くなる

一方でした。



僕もいよいよ心配になり

叔母の娘(僕の従姉)に相談するも

さほど深刻には捉えていないようで

何か出来ないものかと考えた結果

足首のマッサージくらいしか思いつかず

さっそく、叔母の足首のマッサージを

しようとして僕はショックを受けました。


叔母の足は明らかに浮腫でパンパンに

腫れあがっていたからです。


若い頃から古典芸能の世界で生きて来た

叔母は正座を常にしていたせいも

あったのかも知れませんね。


それにしても、こんなに酷い状態に

なっていたとは分からず、何の為に

側にいたのか、そして何で叔母は

こんなになっていても何も言わずにいた

のか、そんな事を思いながら

浮腫んだ叔母の足首からふくらはぎを

マッサージしていると泣けてきちゃいまして

それに気づいた叔母が驚いた顔を見せた後

なんで、あんたが泣くのよ

と言って笑い始めました。



何で誰にも言わずに我慢してんの?

と鼻をすする僕に



あんたさ、

そう言うけど自分が自分の事を

するってのは当たり前の事で

そうやって生きてきたんだもの。

それを孤独とか寂しいとかって

違うと思うのよ


でも、ありがとうね。




と言う叔母は一体どんな人生を

歩んで来たのだろうと

興味が湧いてきまして

この時、僕が叔母の人生の語り部に

なろうと思ったのでした。




ちなみに、叔母の肝心な身体の不調を

誰にも言わないという癖?意思?

はたまたポリシーか?は

亡くなるひと月前の入院の際にも

見事に発動 笑



さては、叔母ちゃん

入院が嫌だから痛いの黙ってたろ?

と図星をついてやったんですが


意識がボーッとしていたはずの

叔母はそれを聞いて

ウインクしながら下を出す😜

というね、、、


最後まで憎めない人でした。