秋空がやっと気持ち良くなり始めた
一週間後、ジムでストレッチを
して体をほぐしている。
この一週間、習ったものを
体に染み込ますべく練習や
ジムから活躍した選手達の動画を
見てその動きの研究などもした。
どうなることやら^_^
とにかく
このジムの練習生になったつもりで
やるぞ!
ここで青春をかけて
直向きに努力してきたであろう
人達に失礼、無礼の無いよう
汗をかくんだ。
今日からジムの中では
キックボクサーだ!
あー、ちょっと言い過ぎた
キックボクサー風か?笑
蟹🦀に限りなく近い
カニカマになってやる!
食べた人が蟹の身と間違えるくらいの
カニカマになってやるぜ!笑
相変わらずハイキックの高さは
いかんともしがたかったが
サンドバッグの揺れ方が変わった。
それを見た先生が
これを蹴ってみろと
いつも先生が蹴っていた一番奥の
一番大きいサンドバッグの前に
僕を立たせた。
フルスイングで蹴った。
硬っ!そして重っ!で、痛っ!
なんだこりゃ!?
こんなの蹴ってたのかよ。。
悔しいからリアクションはしない。
痩せ我慢して蹴り続ける。
電柱を相手にしているみたい。
この日は新たに
足をキャッチされた際の逃げ方を
教わった。
道衣ではないことと
グローブをしていること
で微妙な違いはあったが
修正しそれはすんなりクリアした。
体への引きつけの仕方さえ飲み込めば
大丈夫そうだ。
次は飛び膝蹴りだった。。。
動画で見た試合でジムの選手達が
決め技で使っていた映像が浮かぶ。
飛び膝は最近の選手も使うように
なったけれど、こちらのジムが
使うようになってから他のジムの
選手もかなり取り入れるようになった
とのことだった。
それにしても、、、
多少の見た目の若さはあっても
僕はおっさんだ、
そのおっさんに飛べってか?
見よう見まねでサンドバッグ
めがけて飛んだ
なーんか上手くヒットしない。。
もっと高く飛ぶようにと指示も
入る。
空飛ぶおっさん。
そんな言葉がなぜか頭の中を
ぐるぐるして笑いそうになる。
どうやら自分が思っている程
高さが無いみたいで
見かねた先生が見本を見せると言う。
と言っも先生だって
もうおじいさん
年齢的に僕よりおじさんなわけだ。
うーん、歳だから高く飛べない
と言って頭をかいている。
それでも一生懸命に伝えようとして
何度も飛んでみせる。
低空飛行のおっさんと
同じく低空飛行のおじいさん 先生。
その時は必死に頑張ったけど
こうして思い返すと随分と面白い絵だ。
コントか!? 笑えてくる。
すみません。ディスではありません。
その後1-2-3とフックの練習。
パンチの打ち方のコツを教わる。
ボクシング経験は無いが
色々な打ち方を学んできたので
その中で、イメージの近いものを
引っ張り出して打っている。
10オンスか12オンスのグローブ🥊
を借りたけどでかい。
これだけでもう、全てが違う感覚。
つくづく、ルールが技術を決めるのだ
と肌で感じる。
1-2-3の3発目の打ち方は
相手のガードの腕に絡みつくように
するパンチを利用して打ってみた。
そのパンチを見た先生が
ボクシングを習ったことがあるのかと
聞いてきた。
いえ。と答えると
海外の選手の打ち方に近い
それでいい。
との事だった。
前回パンチに関してあまり何も
言われなかったのはここを
見ていたからなのだとこの時気付いた。
そして学んできた技が
多方面に活かせるのだと改めて思う。
サンドバッグ
ミット打ち
マススパー
それらを数ラウンドづつこなし
三回目のキックボクシング体験が
終了した。
本気の猿真似で🐒
少しはカニカマになれただろうか?🦀
🐒だ🦀だとよく分からなくなってきた。
硬いサンドバッグに
足やられた🦶
