学ぶ。
犬さんを迎えに行く日
警察署に行き迷い犬の届け出が
無いかを直接確かめたのですが
残念ながらありませんでした。
僕が最初に見た日から四日目。
やはり、迷い犬ではないのか?
そこはどうでもいいや。
気合いを入れて、犬さんの里親さん
探そう。
約束の夕方になり犬さんを迎えに公園に
向かいました。
事前に仕事場の奥の部屋を犬さん用に
おしっこシートを敷き詰めて
毛布も準備してばっちり。
予定としては公園を散歩してから
実家に連れて行き、お風呂。
世話をする方が洗ってあげる
といいですよ、とのメールも頂いて
たのでしっかり洗おう。
嬉しいことに
どうしようも無い時には数日預かって
もいいとの有難い言葉で結ばれて
いたので切羽詰まったらお願い
することにしよう。
でも、甘えないでギリギリまで
自分がやれることをする。
そして、犬さん、相手さんに
負担がかからないようにする。
これだけを見つめてやりぬこう。
という事で施設の皆さんに見送られ
犬さんは僕と一緒に施設を出ました。
職員さん達が少し寂しそうにしていた
のが印象的で、可愛がってもらえていた
んだな、と感じました。
里親さんが見つかったら連絡すると
約束をしていよいよ犬さんと僕、
そして犬さんのこれからを心配して
くれている皆さんのドラマが
次の場面へと進みだしたのでした。
歩調をこちらに合わせる犬さん。
他の犬にと合っても吠えない。
いい子でした♬
実家で預かって貰えないか画策(笑)
生徒の子たちに犬さんの話をすると
みんなが温かい言葉をくれたっけな。
うちでは飼えないと肩を落す子も
沢山いて、優しい子たちにこちらが
戸惑いました。
犬さんのために何もできないと
瞳を曇らすんです。
僕は犬さんに素敵な里親さんが
見つかるように祈って欲しいと
お願いしました。
するとみんなの目がキラキラと
輝き出したんです。
みんな弱いものに手を差し伸べたい
と思ってるんですよね。
大人も同じで何もできなくてと
同じことを仰います。
いやいや、気持ちだけでも十分なんです。
お陰で僕も力を貰いますから
皆さんの気持ちがガソリンで僕は
それをパワーにして動く車みたいな
ものでして、同じなんだと体感できた
貴重な体験でした。
事実、犬さんの奇跡の一歩に
なっていたんですから
これは間違いない。
そうこうしていると
コンビニ店長さんから
連絡がありました。
前日からお店のフェイスブックに
犬さんの写真と記事を載せたところ
ものすごいアクセス数になっている
というのです。
多くても一日100から200だと
いうのに20000を超える勢いだと。
コメントがばんばん入り
彼は仕事用のフェイスブックである
関係で数時間以内にコメントを
返さないとならない規約があるようで
寝る時間を惜しんで返信をしている
らしく、有難いやら申し訳ないやら。
お礼を言うと、やれることをしたい
犬さんを助けたいと言ってくれる
優しい方でして、めっちゃ買い物
しちゃいますからと変なお礼を
言っていたのを今思い出して
恥ずかしくなってます(笑)
で、
犬さんの事を知りたいと詳しい情報を
求める方からぞくぞくとメッセージが
寄せられているらしく、店長さんと僕は
その都度連絡を取り合うわけですが
それは凄い騒ぎでした。
そんな中、生徒さんのお母様の
ご友人がネコの保護をしていて
そのご友人さん関係の方が犬さんを
見てみたいと言っていますが
という一報が入りました。
僕は喜びましたが、その話は
流れてしまい、一喜一憂するのは
辞めてどんどん前に進む心を
ここで学びました。
ひとつひとつの出来事を通して
何も知らない自分を見つめたり
犬さんの幸せを一番に考えて
行動するとはどういうことなのか
を学ぶわけです。
はっきり決まるまでは
はしゃがないぞ、レベルですがね。
よし、次にやるべきは何だ?!
と頭と心と身体をフル回転させるような
今まであまりなかったような
そんなスパルタの演習をしているよう
でした。
とにかく、僕の知らないところまで
拡がっている実感をヒシヒシと
感じるので、失礼の無いよう、
それでいながら犬さんの幸せを
一番の最優先、そこを立ち位置にして
自分は動く。やはり、それしかない
のだと再認識する。その連続でした。
こんな感じで
ドタバタしながら
一日が終わっていきました。
用意した毛布では寝ずに
ベッドに結局潜り込む犬さん。
ちなみにレイディでございます。

