薄暗い静寂
そこに
グラスに入った水が
現れた。
それを
真上から見ている。
水は澄み切った美しいもの
だった。

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再現してみた


どうやらこのグラスは浴槽
ぐらいある設定らしい。


そこへふいに誰かの手が現れた。

向かって左側からだ。

真鍮でできた大きな大きな器が
抱えられていて
その澄んだ水を大量に汲み取った。
その量に随分と満足そうだ。



次に右側から違う手が伸びてきた。

手には美しい模様があしらわれた
素敵な器が握られていて
バランスよく水を汲み取って
更にその器が美しく引き立ち
満足そうであった。



最後に下から手が伸びてきた。

手にはプラスチック製の
ヤクルトの空容器のような
小さな器が握られていた。

ほんの少ししか水は入らなかった
のでなんだか悲しげな感じがした。

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これは数日前に見た夢のシーン。
憶えておきたいので
記録を兼ねて書いております。


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三者三様に美しい水を汲み
終えると突然声がした。

『皆、違う。』


この水の量に満足し
この水ではなく器に満足し
量も少なけれ器もみすぼらしい
と嘆く。

大事なものは何?

この水に今触れるている
という事の大切さや喜びを
忘れていては何の意味もなさない。





そんな声に恥ずかしくなり
目が覚めたのだった。