先日、友人と電車に乗っていたらひとりの男性が飛び乗ってきました。

そして『電車を乗り過ごしちゃって15分損した~』と友人に

気さくに話しかけてきました。

その男性、白髪のご老人ですが笑顔がすごくパワフルで

声もはりがあって僕はすごく興味を抱いてしまったのですが

何よりも黄色のはっぴを着ていたことが気になったのと

首から白黒の写真をぶらさげていたこともあり、そうなると

聞きたいことも沢山あるわけです、当然(笑)

しかも、これから自作曲のアレンジの為にプロデューサーに

会いに行くんだというからもう謎が多すぎて、解明したくなる。


写真はその男性のご両親のものだそうで、感謝の気持ちを忘れない

ためにいつも首から下げてるとのことでした。

はっぴには『日韓かけ橋海苔』という文字。

これは男性の会社が販売している海苔の名前なんだそうです。


お母さんからあなたは産まれたんだから感謝をしないとね

と言う言葉のなんとも真っすぐなこと。

そして、日韓友好の為にできることをしているという

情熱的な想いにどうやら僕はやられてしまったようで

その方が降りる駅で一緒に降りてしまったのでした。


で、インタビュアーよろしくいろんな事を聞きまくり。

迷惑かな?とか思う隙もなくどんどん質問してしまいました。


お互いに名刺なんかも交換したのですが、この海苔を販売している

会社の代表取締役なんだそうです。


そんなことは驚きもしませんが、聞けば御歳88歳!

若い! とにかく瞳が若い! だから印象が若い!

声もしっかりしていてというか、その辺の若者以上に若い!

パワーがけた外れなんですよ。


しかし、インタビューを進めるにしたがい驚きは次から次へと

溢れかえってしまう。驚愕の事実が目白押し。


駅のホームでレコーディングしたという歌をフルで聞かせてくれました。

母への想いを歌ったものでした。素敵な唄でしたよ♪


驚愕の事実とは8月の北海道の新聞に彼の記事がとりあげられていた

現在は韓国人の奥様と韓国に住まわれている

本を執筆している。

日韓の友好の為に日本全国をまわって活動している

米寿の記念品を同じ歳の方にプレゼントしたいと2000個もの

キーホルダーを自前で用意している

などなど


執筆された本は韓国へ愛情を持ってあえて批判をしたというので

バッシングとかは怖くないんですか?と尋ねたら

私は真実と信念を持って書いているし怖かったら本なんか出さないと

いとも簡単に言いきった潔さに内心『待ってました!』と

言わんばかりでした。というのもそんな言葉を期待していたから。

それでも、僕の期待以上のというか聞いたこちらが愚問であったと

赤面してしまうほどの直球の返答。

それははもはや言魂に近かった気がします。



子供たちに武道を教えています

という途中の会話に彼は目を輝かせながら

今の世の中、こどもたちに大切なものを教えて欲しいと

言ってくれたのが僕には嬉しくて、自分勝手なんですが

大先輩から大事なことを託されたような気がして

ああ、やろう、伝えたいことがたくさんあるんだ

みたいな勇気をもらった感じがしちゃいました。


この一年、なんとも冴えない時を過ごして自分的には

不甲斐ない、情けない、そんな連続の中、いろんな方の

叱咤激励にまだまだ伝え足りないと再認識した矢先の出来事

だったので、僕のテンションもマックスというか

一気にはじけたというか、瞬間、振り切った感じだったんでしょうね

後で思い返せば。






思いあがりかも知れないですがお互いに何か通じあった

気がしちゃったんですよね、根拠はないんですが。

本も買って読む約束をしたら

読んだ感想を正直に書いて韓国のお住まいの方に送って欲しいと

仰ってくださったので必ず送る約束をしました。



ご縁というのは本当に不思議なものですねぇ。

その日、彼が電車を乗り過ごさなければ

僕らがあの電車のあの車両に乗っていなければ

なんていろんな要因を考えたりしますけど


そんなのはどうでもいいのかもしれません。

人と人が何かを感じて、何だか知らないけれど

僕らが勝手に興味を抱いちゃったんですけど


最後は握手してハグをして(笑)

今日は善き日だとお互いに言って別れたという

世の中面白いことがまだたくさんあるんだろうなって

そう思わせてくれる素敵な時を経験したというお話でした。


見送ったはっぴ姿の背中には紫の花の中心に『心』という文字が

書かれておりました。 なんとも粋な背中に見えました。




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