怖かった話をしましょう。


僕が十代の頃、お寿司屋さんでバイトをしていたときの話。

出前の注文が入り僕が届けることになりまして

初めての場所だったので目印を尋ねたところ

うちは氷川神社なのですぐわかりますよ、

境内に入ってもらい奥の突き当たりを左に行った

ところです とのこと。


夜の8時過ぎ、僕は氷川神社に向かったのでした。

行くと、氷川神社と大きく掘られた石碑が

見えたので何の疑いもなく入って行きました。


大きな木の門をくぐり(鳥居が無かった)そのまま

真っ暗な神社を歩いて行きましたが

仕事なんで怖いなんてこれっぽっちも思うことなく

え~と、突きあたりを左ね~ とどんどん奥へと進んで行きました。


恐ろしほど暗いんですが、道は左に続いていたので何の

疑いもせずに僕は進むわけです。


だいぶ奥まで進むと道が狭くなり僕はやっと気付きました。


おかしい・・・と。


何でもっと早く気付かなかったのか今こうして思い返すと

我ながら天然なのか? いやいや、ビジネスに徹していたからだ!

なんて色々突っ込みたくもなるんですが・・・



で、話を戻しますが道が狭くなりやっと気付いたんです。

ここは神社ではないと。



僕の現在地


墓地










真ん中




僕ちゃん、頭が真っ白!

混乱。


神社に入ってなぜ墓地?


いや、確かに氷川神社と書かれていたぞ。



とパニックになる自分をグぐぐっと抑え込み





決断した。






むむむ・・・

更に奥なのだな。



気を取り直して真っ暗な墓場を直進する私。



もう道は細く右に左に曲がりくねり

さすがに思うわけです。



絶対違ぁぁう!



パニック!



落ちつけ!

戻るんだ。




こういう時って心臓バクバクのくせに

フフ~ン♪ 僕ちゃん、怖くない~♪

誰も見てないのに平静を装いなおかつ

爆走したいのを堪えてゆっくり歩いたり(爆)


でもね、見渡す限りの

墓!

墓!

墓!



 墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓
 墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓
 墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓
 墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓
 墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓墓




たまりかねて『南無阿弥陀仏!!』の連呼。




なぜ?神社に入ったら墓?

完全に?????状態ですよ。。。



背中を流れる冷たい汗がを感じながらも

無事に(かどうかわからんが)脱出!



よくよく見ると隣が神社。


寺と神社が見事に隣接。



怖かった話なのでした。