最初はすぐに上手くいくと思っていました。

でも、現実はそんなに甘くありませんでした・・・





私が護身術を教え始めたのは2008年9月からです。


切っ掛けは、
その年の6月に起きた秋葉原通り魔事件でした。

この事件で7名の尊い命が失われました。



それから護身術を意識し始めたのです。


自分が培ってきた技術を世の中に少しでも還元してみたいという気持ちもありました。



といっても、
まさかそれが自分の仕事になるとは、夢にも思っていませんでした。




指導を始めて、その翌年。

ある人物との出会いがキッカケで女性向け護身術マニュアルを作ることになり、データ集めのために色々な資料を調べていきました。


そこで多くの人が被害に遭い、そのほとんどが泣き寝入りしていることも知ったのです。
※警察白書で発表している認知件数(事件と認めた件数)は一部であり、検挙件数になるとさらに少なくなる。



これは・・・

・・・なんとかしなければ!!




私が本気になった瞬間です。

それから女性向け護身術として「護身エクササイズ」を作り普及に努めました。



しかし・・・

反応はほとんどなく、参加者0の日が続きました。


この頃は護身術に関心を持つ人がまだまだ少なかったのです。

事件は毎日何処かで起きているというのに・・・



「必ず護身術が必要とされる時代が来る」

それだけを信じてやるのみでした。



やがて1年経ち、2年経ち、3年目に入り・・・

今年こそは!!

今年こそは!!


そんな言葉を毎年毎年繰り返しては、あの手この手と無い頭を捻りながらやり続けました。



しかし現実は何も変わりませんでした。

大した収入はなく毎日生きていくのがやっとでした。



少し光が見えたと思ったら、
それは長い長いトンネル内の小さな電灯だった・・・

そんなことがずっと続きました。



こんな日々がこれからもずっと続いていくのか?

時々そういう絶望感を味わう時もありました。




そんなある日、東京在住の一人の女子大生からメールが届いたのです。


剣護身術 誕生秘話 その2



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