入院中の記録より

 

 5月21日

今日も、また、3時30分に目がさめてしまった。小鳥がいつ鳴くか待ってみることにする。

なかなか鳴かへんな。

鳴いた。「ピッ、・・・」

時刻は、4時15分。

(退院してから本を読み直してみた。やっぱり日の出時刻の42分前だった。・・・研究成功)

だんだん、鳴き声がふえてくる。

どんな鳴き声がするか聞いてみる。

 

・・・、困ったことが起こった。

研究をしていたのに、寝てしまった。目がさめたら6時20分になっていた。

よかったのか、残念だったのか?

気持ちはよかった。

なぜなら、夜8時30分から1時30分まで寝て、トイレ。また、3時30分まで寝て、4時30分頃から6時20分まで寝ていた。9時間位は、寝ることができた。

 

 

 5月23日

これまで気づかなかったが、わかった。

夜は、鳴いていないのかなと思っていたら、夜中も鳴いていた。

いつ頃までかというと、12時45分まで。それからは、鳴くのをやめたようだ。


朝は、やはり4時15分頃から。

鳴き声は、「ピッ、ピルルルル。ピル。」

その鳴き声しかわからない。


自分で言葉に置き換えてみた。「がん、きっと、きえる」「がん、きっと、なおる」・・・。

小鳥が励ましてくれているような気持ちになる。それを楽しんでいた。・・・

 

 後日

・・・小鳥の研究より大切なのは睡眠。

よく寝られた次の日は、痛みが和らぐことがわかっている。

免疫力が働くのは、睡眠時なのだから・・・。研究継続するのはやめておくことにした・・・