国府高校のOB野田拓海から数日前連絡があった。

たかコーチ!
お久しぶりです!
昨日総体優勝しました!!
今度改めて挨拶に行きます!

兄の野田建士朗を俺が見てて拓海は宏が見てた。

この世代は大津高校の石坂竜哉に東海の坂田悠希を始め素晴らしい才能を持った選手が多くいた。

4年の頃には確か県でベスト8ぐらいまで行った記憶がある。

いろいろあり全選手が5年の時までの在籍だったが、今でもこうやって報告してくれる。

ありがたい話だ。

こいつらの一つ下のサトルやリュウヘイ達の世代までだろうな俺の事をタカコーチって呼ぶのは。

嘘のような話だが、今の選手に対する指導よりこの時の指導の方が100倍ピリピリしてた。

その代わり保護者とは毎月飲みに行ってたけど。笑

日本代表のトルシエが来て細かい指示出して数センチの狂いも許さず怒鳴ってる時、俺に似てるって思ってたもんな。

今みたいに指摘や注意、嫌味をチクチク言うわけでなくサッカーの動きに対してとにかく厳しく指導してた。

やりきるとか言う言葉なんて存在しなかった。

キッズから4年に上がる時に保護者にはっきり言ってた時代だ。

遊びのサッカー、意識の低いサッカーやるなら他に行ってくださいって。

変わったな時代も俺も。

そんな時代に指導に携わった選手が今でも連絡してくる。

グラウンドに来てくれる。

ケンやリョウタのようにコーチとして戻ってきてくれる。

幸せだなぁと思う。

それにやっぱあの頃は熱かったなぁ。

今度の正月はケン達の世代が成人式で帰ってくる。

ずっと夢見てた事、こいつらと酒を飲む事。

やっと小さな夢が一つ叶う。

みんな待ってるぞ。