負けた試合のビデオは何回も見返す事はない。

負けた理由だけを整理しトレーニングに取り入れる作業をする。

しかし、昨日のゲームは何度も何度も見返した。

ゲームも握っていたしシュート数も多い。

しかし敗れた。

選手達は体を張り、よく走り頑張っていた。

久々に矛盾したゲームを体感した。

だから悔しくて、悔しくてしょうがなくて何度も何度もビデオを見返した。

同時にうちの選手達はどう考えているのだろうかと思った。

またもや一過性のもので終わるのか?

そうすれば、また同じ過ちを起こしてしまう。

この敗戦で成長できなければ、もう成長する機会はないだろう。

そんな事を考えていたら朝が来た。

小鳥の鳴き声と同時に隣の部屋からゴソゴソ物音がする。

息子は小雨の降る中ボールを持って出て行った。

少なくとも1人はいた。悔しさを忘れていない男が。

あと何人いるかな?

1人でも多くの選手が変わってくれる事を期待したい。

もうこんな負け方は嫌だ。

お前達の力はこんなものじゃないんだ。

学年が下だとか、サッカーがどうだとか、全ての言い訳が吹っ飛ぶような圧倒的なサッカーを見せたい。

今が変わる時。

自分を信じ頑張ろう。