掴みかけたものを逃した時の反動は大きい。

やはりベンチに座り続ける選手には何か理由がある。

先日の練習試合で高い評価を得た選手が残念な結果に終わった今日。

少し走り気分が悪いと。

トイレに行き戻ってきたので見学しとけと伝えた。

その後わざと「お母さんに迎え来てもらうか?」と尋ねると「見学できなくもないが今日は帰ります。」とのこと。

この選手がトップチームでグラウンドに立つことは当分ないだろう。

百歩譲っての見学だったのだが・・・


今まで自主練は?と尋ねると「家の周りを走ってます。」と話してた選手。

取り組みに疑問を感じゲームで使うことはなかった。

先日の巡ってきたチャンス。

悪くはなかった。

そして今日の練習。

最初から一番後ろを走ってる。

俺の構想でも一気に一番後ろに戻ってしまった。

最近調子を上げてきた選手。

不貞腐れて追わない、倒れて起き上がらない。

周りの選手も呆れてたのだが気付かないのだろう。

勘違いするには早すぎやしないか?

まだ何も掴んでいないのだが。

先日の練習試合の際に2人の選手が黙って本部テントに座っていた。

いわゆる筋肉痛というやつで。

1人は1年ながらスタメンを張る選手。

もう1人は2年から加入しリーグ戦初戦後半から出場し評価を高めた選手。

前者は保護者から話を聞いていた。

後者は足が痛いと聞いただけ。

2人からは試合に出れないの話など一切ない。

残念だ。

また一から頑張ってもらおう。

先日も述べたが怪我はしょうがない。

病気も同じくしょうがない。

学校行事も家庭の事情も多くの事を理解しているつもりだ。


しかし、情けない。

根性とは古い言葉かもしれないが、あまりにも弱すぎる。

ヘタレすぎる。

常識がなさすぎる。

小学4年の頃、母親からの連絡ノートの一言で済ませ担任に自分の口から伝えず怒鳴られたのを今でも覚えている。

俺が悪かったのはわかっていた。

だからこそ、その担任に認められよう、見返してやろうと水泳で意地で1キロ泳いだのも覚えている。

根性だけはあったと思う。

小さいなりに意地はあったと思う。

負けず嫌いは勉強もスポーツに対してもハンパなかったと思う。

そうなれとはいわないが、やらなくてもいいクラブチームとしての活動に自分自身の意思で来ている。

それが本当ならば悔し涙流してでも努力するのが普通ではないかと俺は思う。