昨日、一昨日全日支部予選でフィールド外でとても感心した事があった。
初日の2試合目前、アップ会場についた瞬間、すごい勢いで一人の選手がぶつかってきた。
なにやらおでこを抑え痛みをこらえている様子だった。
必死によけたが肩がぶつかってしまった。幸い何もなく過ぎたので気にはかけていなかった。
そしてアップを終わらせ会場に入った瞬間一人の選手が俺のところに寄ってきて、「さっきは肩をぶつけてしまいすみませんでした。」とのこと。
よく見たら先程アップ会場でぶつかってきた玉名町FCの選手だった。
「よかよ。どこかぶつけたんだろ?大丈夫だった?」
「はい、接触してパニックになってたので謝りもせずいってしまい本当すみませんでした。」
「そんな謝らんでよかよ。もう大丈夫ね?」
「はい大丈夫です。」 「じゃあ試合頑張らなんたい!」 「はい頑張ります。」
最後に見せた選手の笑顔が爽やかでとても清々しく思えた。
失礼な話だが見た感じサッカーがうまそうな子には見えなかった。
でも、この子の将来楽しみだなぁ。ずっと続けてくれよと心から思った。
そして、次の日も朝から大きなバッグを持って会場入りするバレイアの10番が俺に大きな声で挨拶してきた。
決して礼儀正しいかしこまった挨拶じゃなかった。でも大きな声で気持ちのいい挨拶だった。
全日程終了後もうちが敗れた太陽玉名の選手達が、アップ会場全体を整備してた。
ネット越しではあったが、俺の後ろに来た際に大きな声で挨拶していった。
そればかりではなく、試合終了後、太陽玉名の選手と握手を交わし、「県大会頑張ってね。」って伝えると「スクデットも2位ですよね。応援してます。プレーオフ頑張ってください。」と一人の選手が言った。
今戦い終えたばかり、更には大差で破った相手を前にしても忘れないリスペクトの心。
やっぱ強いチームは違うなぁと感心した。俺も太陽玉名の宗監督はリスペクトしてる。
これも監督の差か・・・もう一度頑張らねばと反省した。
試合会場に来る度に試合以外の事で勉強させられる。
戦術なんか以上に大事なものを気付かせてくれる。
これとは逆に、アップ会場に移動中、保護者の方が試合を見られている前をピーチクパーチクしながら行き、先に会場に入った指導者が振り向いた途端挨拶を始めた役者が沢山いたチームがあったな。
いや役者じゃないな、大根役者だな。
同じチームの保護者が少し距離を取り見ていて、前半部分の保護者には挨拶せず、後半部分の保護者には挨拶をする。失笑が起きてたぞ。
情けない。
胸にかかれた「scudetto」という文字をガムテープで隠してほしい程の出来事だった。
やっぱり普段が出るなぁ。それとサッカーの実力も比例してるなぁ。
ガミガミ言わないとできない、しようとしない。
逆に試合中に指示を出さなくなったら、「や、やばい!」って生まれたばっかりの子犬のようなしわくちゃの顔になる。
たいしたエンターティナーだな。
昨日の試合でも敗れた後に数名の5年が納得できないからと俺が審判やってる所を走りだした。
何故?と思ったが、何らかの変化ととらえ「試合会場はユニフォームの色かぶるからダメ。アップ会場ならOK」とだけ伝えた。
そして一時観察していると数名の他の選手が何かを言いに来たが帰って行った。
あとで聞いてみると「片付けの時間がきてたので」聞いたときの時間が13時15分、紙にかかれた時間は13時10分・・・俺が観察してたのは、13時前。
俺が昨日褒めたんで早く片付けしようと思ったのか?
俺が求めてるのはそこじゃないんだけどなぁ。まぁやらないよりはいいかと寛大な心で思ってみるかなぁ。
負け試合の後・・・もう少し何かがほしかった。
俺の中でいろんなサプライズを企画していたものがどんどん二重線によって消されていく。
ユニフォーム作ろうかな、どっか連れて行こうかな、親睦深めるために合宿企画しようかな・・・・全部消えていく。
サプライズって一生懸命頑張っている人を驚かせて祝う、称えるためのもんだと俺は思う。
俺の中の一生懸命とは、試合にた~だ勝つだけじゃなく、歯を食い縛って、死にもの狂いになって頑張ってること。
変な何の根拠もないプライドは捨て、日頃自分がやってきた事だけを自信に変えプライドに変え頑張っていること。
多分、このブログの題名観た瞬間、昨日あんなに怒られたのに褒めてくれてるじゃんって思ったんだろうなぁ。そんなサプライズ、ありえねぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
俺には、「反抗期」や「思春期」っていう都合のいい3文字熟語は通じないぞ。
裏表なく本当に自分にプライドもって覚悟決めて気持ち入れてやった人間だけは絶対に見捨てない。
2日連続だが・・・・早く気づけよ。