鹿本高校の重本先生にお会いするため、菊池・阿蘇・鹿本の高校の大会が行われていた大津高校へ行った。



学校へ入ると至るところで大津の選手が運営の補助を行っていた。

そして、その都度、その都度感心させられた。
立ち止まり、背筋を伸ばして大きな声で挨拶をしてくる。
「やっぱ大津は強いな」って試合見てないのに思ってしまった。
鹿本も一緒だった。残念ながら他のチームは・・・

以前、うちのチームの子ども達に話した事がある。
「チーム名の入ったユニフォーム着てるってことを意識してほしい。うちから卒業していった先輩達は、グラウンド外での挨拶なんかはきちっとやってて誇りに思えた。だから先輩達が作り上げた伝統を引き継いでいってほしい。」って。

大津や鹿本の選手は間違いなく名前を背負って生きてる。

うちの選手にも早速伝えた。
技術なんかは、すぐに見て身に付くものじゃない。だから、自分達が真似できる事からやろうって。

最近子ども達の、意識が変わりつつあるのが、見ててわかる。

ちゃんとやれてる。

見てる人は、ちゃんと見てくれてるんだぞ。
きっと俺が胸張って自分達のサッカーを誇れるチームにするから、小さな事からちゃんとやっていこう。

俺は、どんなにサッカーが上手くても挨拶もできない人間には魅力を感じない。

挨拶に関しては、絶対にどこのチームにも負けたくない。

これだけは、俺の中で絶対に譲れない事だ。