あれは激しい雨が降っていた日のこと。
自転車を走らせ家へ向かっていた。
「わんっ!わんっ!」
こんな豪雨だというのに犬が外にいるのか?
正義感の強いAGは近くの場所に自転車を止め、鳴き声の聞こえる方向へと走った。
すると空き地の真ん中に小さなダンボールが置いてあることに気づく。
中を見てみるとそこには中学生ぐらいの男の子が入っていた。
「どうしたんだい?」と問いかけると「ご主人様に捨てられたワン」と返事をしてきた。
俺はこの子をかずとと名づけ、家で飼うことに決めた。
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「かずと!とってこい!」
エロ本を遠くへ投げるとかずとは尻尾と性器を激しく振り取ってくる。
「ご主人様、もうエロ本は飽きたワン、違うものがいいワン」
「四の五の言ってんじゃねえぞ犬にもなれねえ半端ものが!」
俺のアッパーカットがかずとの顎を砕き、改心させる。これが俺流のしつけなのだ。
「ごふひんさあぼうまひがってたあん(ご主人様、僕間違ってたワン)」
「そうだ、それでいいんだよかずと、口が少し切れている、薬局に薬を買いに行こうか?」
俺はかずとに乗り薬局へ向かった。
薬局にてお目当てのものを全てかずとに万引きさせ、褒美としてポテトチップス一枚を渡した。
これがパートナーとペットの距離を縮めるための大きな鍵となっているのだ。
家について食事を済ませ、風呂の支度をしていると外から悲鳴が聞こえた、紛れもなくかずとの声だ
「またか・・・」
ため息をついて外に出てみるとそこには糞まみれ状態のかずとが倒れていた。
実は俺の住んでいる家の隣には獣姦が大好きな雫という人がいてこれがかなり厄介者なんだ。夜な夜なかずとを掘っては糞まみれにして勝手に帰って行きやがる。
「今回は長かったみたいだなぁ・・・傷ついてやがる、ちょっと待っててくれ、まずは感染しないように消毒しないとな」
急いで救急箱に入ってあったイソジンを取ってきて、かずとのケツにぶっかける。
するとかずとが「ぎゃふぉいさじおえあrじゅあいおsれふぃおあrふぁえいおrじぇふぁおいfじゃおいfじゃえいjふぁおい」と悲鳴を上げその場をくるくると走り回り始めた。
「おいどうしたんだ!・・・ん?」
手に持ってあるイソジンをよく見るとなんとアルコール入りのうがい用のイソジンだったのだ。
「そりゃ悲鳴あげてもしゃーないわ!はは!」
終わり