シンペイさんのブログ、マジック発創泉「なんでやノン ! ?」で、当ブログの内容が取り上げられました。
もう随分前になるのですが、初めてお会いした頃の事も書かれていて、読みながらいろいろと思い出す事もあります。
ブログの主であるシンペイさんは、実名を真田豊実さんとおっしゃる方で、マジックの世界最大の大会"FISM"で「最もグランプリに近い特別賞」を受賞した人です。
なぜ特別賞かというと、もともとヨーロッパの団体のため、当時の日本はその団体に正式に所属していなかったためです。今は(社)日本奇術協会がFISMソサエティの正式な窓口となっています。
現在に至るまで、日本を含むアジア圏からグランプリは一人も出ていない事を考えると、当時の演技の水準から離れた、相当高いレベルであった事がうかがえます。
サークルファン、という、特徴的なテクニックがあります。
トランプは通常、扇形に広げて見せるのですが、その広げる角度を、90度、180度、270度、とより大きく広げていくと、最後にはサークル、つまり円形になります。
これ以上の角度がない究極形なのですが、このサークルファンを補助なしで片手で開く方法を最初に考えて実演し、その後も大幅な改良を続けているのが真田さんです。
NHKの「世界のマジックショー」で流れたFISMの映像は有名なのですが、その後も信じられないような発展を続けています。
この、サークルファンの発展にまつわる話に、私が少しだけ関わったのが今日のブログ記事で触れられています。私もシンクロして、このテクニックの事を少し書いてみます。
ステージで行うカードマニピュレーションは、教科書がありません。
教えてくれる人を探すか、乏しい文献や他人の演技から推測して、実演までなんとかこぎつける、というもので、伝えられたものの中には不適切なものも相当含まれていました。
実際、人によって相当やり方が異なるので、見た目が似ていても詳しく方法を知ると、中身はかなり違う事がよくあります。
真田さんの著書「真田豊実のマニビュレーション」は、その詳細さ、古典的な文献の疑問点と解決方法、溢れるオリジナリティと、今読んでも非常に貴重な内容が書かれています。
難度の高い技術解説の後、未来の「発展形」について触れているのも、読む者の気持ちを昂らせます。
サークルファンの項目の最後には「逆ファンでこのテニックが完成する日を夢見て、この章の結びといたします。」と書かれていました。
先入観がない所に、いきなりサークルファンの「原理」を読んだのが幸いしたのでしょう。二段階に開く、という基本だけを念頭に、いろいろと試してみているうちに、その「逆ファン」は本当に出来たのです。通常のファンとはまったく違う指の使い方で。
最初は240度くらいでしたが、少しずつ指の使い方がうまくなっていき、3ヶ月くらいでほぼ円形になりました。しかも、完成した状態では人差し指と中指だけで全体を支える形になります。あとの指で他の事ができる訳です。
この年の学生マジックコンテストにノミネートされて実演して、この時のゲストが奇しくも真田さんでした。コンテストの後の撤収であわただしい時間の中、ご本人とお話する機会をいただき、経緯をお話してアイデアを交換した事を覚えています。
そしてほどなく、真田さんが新たな発展形を作った、というニュースが伝わってきました。
逆ファンのサークルファンから、「サークルファン・プロダクション」という、まさかと思うような現象が実現されていたのです。
真田さんを中心に、サークルファンは改良されつづけ、現在では様々なバリエーションも含めて完成度の高いテクニックが実演されているそうです。
かつてヨーロッパを湧かせ、アジアのコンテスタントが追随した真田豊実師の挑戦は、周囲に影響を与えながら現在も続いているのです。
もう随分前になるのですが、初めてお会いした頃の事も書かれていて、読みながらいろいろと思い出す事もあります。
ブログの主であるシンペイさんは、実名を真田豊実さんとおっしゃる方で、マジックの世界最大の大会"FISM"で「最もグランプリに近い特別賞」を受賞した人です。
なぜ特別賞かというと、もともとヨーロッパの団体のため、当時の日本はその団体に正式に所属していなかったためです。今は(社)日本奇術協会がFISMソサエティの正式な窓口となっています。
現在に至るまで、日本を含むアジア圏からグランプリは一人も出ていない事を考えると、当時の演技の水準から離れた、相当高いレベルであった事がうかがえます。
サークルファン、という、特徴的なテクニックがあります。
トランプは通常、扇形に広げて見せるのですが、その広げる角度を、90度、180度、270度、とより大きく広げていくと、最後にはサークル、つまり円形になります。
これ以上の角度がない究極形なのですが、このサークルファンを補助なしで片手で開く方法を最初に考えて実演し、その後も大幅な改良を続けているのが真田さんです。
NHKの「世界のマジックショー」で流れたFISMの映像は有名なのですが、その後も信じられないような発展を続けています。
この、サークルファンの発展にまつわる話に、私が少しだけ関わったのが今日のブログ記事で触れられています。私もシンクロして、このテクニックの事を少し書いてみます。
ステージで行うカードマニピュレーションは、教科書がありません。
教えてくれる人を探すか、乏しい文献や他人の演技から推測して、実演までなんとかこぎつける、というもので、伝えられたものの中には不適切なものも相当含まれていました。
実際、人によって相当やり方が異なるので、見た目が似ていても詳しく方法を知ると、中身はかなり違う事がよくあります。
真田さんの著書「真田豊実のマニビュレーション」は、その詳細さ、古典的な文献の疑問点と解決方法、溢れるオリジナリティと、今読んでも非常に貴重な内容が書かれています。
難度の高い技術解説の後、未来の「発展形」について触れているのも、読む者の気持ちを昂らせます。
サークルファンの項目の最後には「逆ファンでこのテニックが完成する日を夢見て、この章の結びといたします。」と書かれていました。
先入観がない所に、いきなりサークルファンの「原理」を読んだのが幸いしたのでしょう。二段階に開く、という基本だけを念頭に、いろいろと試してみているうちに、その「逆ファン」は本当に出来たのです。通常のファンとはまったく違う指の使い方で。
最初は240度くらいでしたが、少しずつ指の使い方がうまくなっていき、3ヶ月くらいでほぼ円形になりました。しかも、完成した状態では人差し指と中指だけで全体を支える形になります。あとの指で他の事ができる訳です。
この年の学生マジックコンテストにノミネートされて実演して、この時のゲストが奇しくも真田さんでした。コンテストの後の撤収であわただしい時間の中、ご本人とお話する機会をいただき、経緯をお話してアイデアを交換した事を覚えています。
そしてほどなく、真田さんが新たな発展形を作った、というニュースが伝わってきました。
逆ファンのサークルファンから、「サークルファン・プロダクション」という、まさかと思うような現象が実現されていたのです。
真田さんを中心に、サークルファンは改良されつづけ、現在では様々なバリエーションも含めて完成度の高いテクニックが実演されているそうです。
かつてヨーロッパを湧かせ、アジアのコンテスタントが追随した真田豊実師の挑戦は、周囲に影響を与えながら現在も続いているのです。