「ねむいな、、、」
眠い目を擦りながら成田空港国際便ターミナルに着く。
しばらく待っていると彼女が現れた。
「Hey!!久しぶり」
すらりとした体型。
台湾特有の柔らかさを持った美人顔の彼女がそこにいた。
「久しぶりの日本を楽しんで行こう。」
彼女は某クラブで知り合った。
27歳のCAで仕事の付き合いでVIP席に呼ばれてたらしい。
ダンスフロアで意気投合し、翌日お酒を酌み交わし行為を結んだ。
海外を飛び回る彼女だがたまに日本にくることもありそれ以来の対面だった。
自然と腕を組んでくる台子。
往々にして思うのはアジアでも韓国や台湾の女性の方が行動的であり情熱的だ。
そのまま、荷物を置きに自宅に向かい二人で浅草観光を楽しむ。
「乾杯」
二つのグラスが音を鳴らす。
お互いの近況報告をする。
「私、あれから好きな人にフラれたの」
彼女は出会った当時好きな男性がいた。
行為後、色々話したことを思い出す。
「停滞してたと思えばいいよ。次に進めばいい。」
「あなたはどう?」
「俺は彼女ができたよ」
「何も隠さないところがあなたらしいね」
彼女はけらけらと笑う。
「ほんとあなたって変」
「まあ変なんだから仕方ない」
彼女は尚も笑う
「あなたは誰にでもいい顔をするけど本音では排他主義よね。」
鋭いなぁと苦笑いが出てしまう。
「基本的に人は好きだし人と接するのは好きだから当たり障りはないと思うよ。ただ、興味ない人に主体的に行かないだけ」
「それで女を泣かせてる癖に」
「俺程度で泣かせられる女の子なんてたたがしれてるよ」
彼女は笑いながら手を絡めてくる
「でも私は好きだけどね」
「俺は苦手かな」
二人でくだらない、でも素敵な時間を過ごす。
「そろそろ行こう」
席を立ちコートを彼女に着せてあげる。
「如才ないね」
「ムズカシイ日本語知ってるね」
お会計を済まし、店を出る。
まだ夜は冷える。
「どうする?家で一緒に寝る?」
彼女からのストレートなお誘い。
「ごめん、友達と踊りに行きたいから。台子もくる?」
「うーん。疲れてるから今日はいいかな。んじゃベッド借りるね。」
「了解。昼までは寝てるから起きたら中華街でも行こう。」
「女の子ナンパしないでね」
「もう主体的にはやってないよ。」
「ほんとクラバーだよね」
「それが人と違う所でしょ」
「やっぱり変な人」
最寄り駅のタクシー乗り場で彼女を見送り近くのコンビニに入る。
さすがに睡眠不足で目がちかちかしながらレッドブルを流し込む。
さて夜を楽しもう。
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