
今日はスクラップ屑で一番多い鉄屑です。
まあFeですね。
日本では年間2,000万トン以上が発生しています。
基本的に鉄屑の業者の所に、メチャクチャ大きなギロチンと
呼ばれる切断機で切られるのが多いです。
大体1m×1m以内くらいです。
製鋼メーカーで非常に大きな「いわゆる鍋」にドカドカ入れて
雷を落として鉄を溶解するのです。
大きな鍋と言っても限界があるので、切断した鉄や、プレスした鉄も
大体1m×1m×50cm位に納めないと溶けが悪い。
鉄屑の価格の高いものは、自動車や缶を作るような
鉄以外の不純物が少なく、表面処理がしていないものが
一番高い。
鋳物屋で使うハガキサイズの物は、手が掛かっているので
実はもっと高い。
あくまで製鋼メーカーで使うものでは新切れの物が好まれる。
あとはH鋼などの材質も良く、厚みのあるもの。
要するに1.材質2.厚み.3.サイズのように価格差があります。
ちなみに「東京製鐵購入価格表」とネットで調べると
実際に「東京製鐵」が買っている値段が判ります。
今でこそ東京製鐵が価格をオープンにしていますが、
10年以上前はメーカー同士で内緒で値段を決めており
中々実際の購入価格を知ることは出来ませんでしたが、
東京製鐵がそれまでの高炉(新日鉄等)しか作れなかった
シートパイル(矢板)を「スクラップ屑」で
作ってしまいました。
それまでのバカ高かった製品を、格安で販売しはじめて
あろうことか、新日鉄の利益を「小さな電炉」が
抜いてしまいました。
ここから熾烈な戦いが始まりましたが、
常に東京製鐵がオープンな価格などを先行して
打ち出すので、鉄の価格については
完全にプライスリーダーとなっています。
改めて凄い会社だと思います。
今では、スクラップからは絶対に無理だと言われていた
自動車鋼鈑までお手の物です。
でも東京製鐵の一番最初の始まりは「鉄屑屋」なんです。
これには驚きました。
ではまた。