へいとう はじめ、何処へ行く? 平藤創公式Blog -9710ページ目

タイ国鉄の発車ベル

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写真:アユタヤ駅の発車ベル。どの有人駅にも同じようなベルがある


タイ国鉄の発車ベルは、本当のベルだった。

日本では電子音とか音楽が目立ち、昔は当たり前だった「ジリリリ・・・」という音だって、ボタン一つで自動的に鳴る仕組みだった。

タイ国鉄では列車が入線する際、駅員さんたちがホームに現れ、その後、改札口の脇にぶら下がる一つのベルを「カーン、カーン・・・」と鳴らす。やがて、止まっていた長大編成の列車は静かに動き出す。

列車が去っていくと一時賑わっていた駅も、静けさを取り戻す。

値段の安い長距離列車の多いタイ国鉄だが、バンコク市内には近代型の高架鉄道や地下鉄が登場し、長距離鉄道は取り残されつつある感は否めない。

最近は長距離バスが優勢らしく、合理化されてしまうと、この風景は懐かしいものになるかもしれない。

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