今朝ステキ動画を見つけたので貼っておきます。

日本刀についての期間限定公開動画。

 

 

気になったら是非一本お手元に買ってみてください(笑)。

そして日本刀を振ってみたくなったら、是非近くの居合道場に!

(厳密には居合用の真剣と、ここで紹介されている美術刀は違う物です)

 

 

今回はこの記事を紹介したいと思います。

途中まで書いて気づいたのですが、今回も前置きが長いです(笑)。

むしろ前置きが本編になってしまっているかもwww

 

 

1995年に始まって、2021年3月で本当に完結した「エヴァンゲリオン」。

その主人公の碇シンジ役の声優の緒方恵美さんを扱った記事。

齢を重ねた者には響く内容ですので、是非ご自身でご一読ください。

 

 

 

『美少女戦士セーラームーンS』でセーラーウラヌスこと天王はるかを演じた緒方恵美。

 

 

『美少女戦士セーラームーンS』は1994年の放送で、「大学生でセーラームーンを見てないなんて信じられない」と言われて、見はじめたらハマってしまいましたwwwww

はるかさんとみちるさん(女性同士)ってつきあってるの?!が最大の焦点だったセンセーショナルなアニメwww

(こうしてみると天王はるかはジェンダーは男性ですよねw)

あれが土曜の夜7時に放映されていたなんて、当時の日本て本当になんでもありのおおらかな文化でしたね(笑)。

 

しかし物語の本質は、宇宙存在に侵略されて終末を迎えてしまう地球、ハルマゲドン&終末系のシリーズだったのです(だからハマったのよw)。

全てを救いたいセーラームーンサイドと、多少の犠牲はやむを得ないし、そのために自分の手を汚すのを厭わないセーラーウラヌスサイドの、二つの正義のガチのぶつかり合いを描いていた、ハードな少女向け(?)アニメだったのです。

 

興味がありましたら是非に(第三話からがオススメです)。アマプラで見れます。

 

 

セーラームーン大好きだった庵野秀明監督は、1995年に始まるテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のメインの声優陣をセーラームーンの声優から抜擢して、放映開始します。

エヴァの庵野秀明監督とセーラームーンをヒットさせた幾原邦彦監督は親友。

主人公の碇シンジは、セーラーウラヌス役の緒方恵美。

葛城ミサトは、セーラームーン役の三石琴乃。

 
 

当時東映動画の社員だった『美少女戦士セーラームーンR』と『美少女戦士セーラームーンS』のシリーズ総監督の幾原邦彦。

アニメ界の小室哲哉と言われていたルックスで、私も当時彼にはまってましたwwwww

ルックスもさることながら、その思想性が宮崎駿監督、庵野秀明監督と並んで好きでした。

 

 

 

彼の最高傑作は『少女革命ウテナ』だと思ってます。

女性の自立を書いたアニメで、1997年当時としてはテーマとして早すぎたのですが、今ならあのアニメに共感する女性がほとんどなのではないかな。

ビジュアルが「ベルばら」ばりに華麗なのに、幾原監督&脚本の榎戸さん曰く「負け続ける人の」物語。

寺山修司の天井桟敷で音楽を担当していたJ.A.シーザーの、異質の超かっこいいアングラ音楽が炸裂する凄いアニメだったのです。

(幾原監督は寺山修司に多大な影響を受けている)

作中BGMの光宗氏の上品な音楽も好きで、今でも当時のサントラをPCに取り込んで聴いています。

 

 

 

動画検索してたら、今見てもセンス良すぎて、思わず沢山貼ってしまいましたwww

ギャグもぶっとんでるし、色使いがビビッドでとても好きでした。

一番好きなアニメかもしれない。

王子様を目指し、ピュアさを失い魔王になる。

お姫様を目指し、ピュアさを失い魔女になる。。。

現在のスピリチャル界の縮図のようでもありますが(笑)。

目指している段階で、それには永遠に届かない、そうはなれないんだよ。

でもウテナはそうではなかった。

 

 

 

 

 

テレビシリーズの最終回エンディング。

 

 

 

アニメのストーリーをまとめてくれた方が。

「カシラ、カシラ、ご存知かしら?」が出てきて、よくできてる動画ですw

ニコ動で無料配信されて、現在密かに人気らしい(笑)。

 

 

堕天使ルシファーの象徴、鳳暁生。

 

 

 

主人公のウテナが決闘場に向かう時に流れる「絶対運命黙示録」。

1994年に黙示録がキーワードになっていた私は、完全に沼にハマって溺れてましたwww

 

 

 

アニメは一見、女性同士の同性愛風味なのですが、全然そんなことはなく、ウテナとアンシーは恋のライバルで。。。

最大のテーマは実は「友情」なのです。


 

 

ここまで一気に書いてふと、「あたし何をテーマに書いていたんだっけ。。。」?

逸れすぎたわ。。。

すみません。戻ります。

ウテナの凄さに関してはまた後日。。。

 

25年続いたシリーズを見返しても、声優陣の演技の変わらなさに衝撃を受けます。

特にやはり記事にある通りに、少年の声を演じ続けた緒方さんの感性には脱帽です。

20代で少年役をやるのはさほど難しくないでしょう。

しかし、50近くなってからではどうでしょうか。。。?

齢を重ねた皆様なら分かりますよね?

 

有名になってしまったが故に、大ヒット作を生み出してしまったが故に、25年間苦悩した声優陣と庵野監督。

 

それにもまして、最初に紹介した記事のこの部分が一番心を打ちました。

少し引用させていただきます。
「『生きろ』と説教をしてくれた旧世代がいなくなるなら、かつて新世代だった緒方恵美や庵野秀明がその代わりをしなければならない。彼らはもうライ麦畑を駆け抜ける14歳ではなく、次の世代の14歳たちが断崖から落ちる寸前に抱き止める側になったのだ。」

 

今、私を療術の道で導いてくれた師が死の淵にあります。。。

これを読んだのは去年なのですが、武術の世界でも、昭和初期生まれの戦争に行ったり、ストリートファイトが日常だった世代は帰天してしまったり、年齢的に武術の指導に当たるのが難しい年齢に。

(武人館の現代の忍者、初見先生も引退されましたね。)

 

私たちの世代も導いてくれる人や説教してくれる人が居なくなる年齢になったのだな、と。。。

そして自分が指導せねばならない世代に。

それは職場でも同じで。。。

 

かつて武術を習っていた当時70過ぎの先生が、

「教えてくれる先生がいなくなるのは寂しいもんだよ。誰も叱ってくれないし、正してくれないのだもの。お前さんもそのうちそれが分かるよ」と、私に語ってくれました。

今、まさにそれを痛感しています。

そして同時に、絶やしては勿体なさすぎる諸々を次の世代に繋げてゆくことの重要性と責任も感じてます。

体感がともなう技は、一度失われると再現不可能になってしまうので。。。

 

 

25年。

私にとっても長かったです。

果たして自分は大人になったのだろうか?

否。

大人になり損なった。

 

その25年間がクライマックスのこの曲に合わせて走馬灯で蘇った映画館でのあの日。

 

 

 

エヴァンゲリオン、セーラームーンS、少女革命ウテナの思想は、確かに今の私の中にも生きています。
今は表面に出てくることはないですが、確かにこの作品群が描いていたものは、私の深層に存在してます。
 

 

今回は感傷的になってしまいました。

書き終わってみれば、やっぱり前置きの方が長かった(笑)。

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

 

最後に好きなGreen Dayの"Wake me up when September ends"を貼っておきます。

大人になって失ったものの歌です。