七夕の初体験 その1

七夕の初体験 その2


「オッパイ見に来ているよ。」


「お、おっぱい?」


僕は、ここで初めてライブチャットで、

いわゆる”チャット”をするだけでなく、

アダルト行為がOKであることを知った。


「でも時間がないから、ポイント追加してきてね。」

「ポイント買ってきたら、

本当にオッパイを見せてくれるの?」

「本当よ。約束する。嘘はつかないよ。」


僕は、まだ半信半疑で文字を打っていた。

ちょうど時間になったので、

サイトに書いてあるとおり、ポイントを購入し、

再びなおきにインした。


「待っていたわよ。買ってきてくれたのね。」


(えっ、買ってくると思わなかったの?

追加してきてって、言ったじゃない…。)


インターネットのボッタクリ・バーに

紛れ込んでしまったのかと舌打ちをした瞬間、

なおきは既に手をブラウスにかけていた。


本当に、見ず知らずの男の前で、

普通の奥さんが脱いでくれるんだ……。


画面には、純白のブラジャーに包まれた

なおきの豊乳の房がたわわに実っていた。


Dカップはあるだろうか。

まるで、中にしまわれた桜桃の果実が

「苦しい、早く出して」と言っているかのようだ。


いよいよ、なおきはホックを外し、

左右の桜桃を披露した。

その桜桃は、下界の酸素を吸えるようになって、

欣喜雀躍としていた。

それくらい、なおきの乳房にはハリがあった。


初めて見る他人(よそ)の奥さんのオッパイ……。

なおきの揉みしだく姿に、凝視させられるばかりだったが、

なんだか僕は嬉しさと同時に、

恐怖と罪悪感にかられてしまい、

意識なく、「ログアウト」のボタンを押してしまっていた。


画面から、なおきの裸体は、突然消え、

そして、その後も出会うことはなかった。


いま思えば、初体験のライブチャットとしては、

出来すぎた話である。

でも,なおきがいてくれたからこそ、

それからもライブチャットに親しめるようになった。


もし、最初に出会った織姫が、なおき以外の人妻だったら、

それ以降、どんなチャット体験をしていたのだろう

――そう思うと、なおきには、感謝せずにはいられない。


あれから2年と数ヶ月が経った。

いま、なおきは何をしているのだろうか?

子供の保護者会にでも,でているのか。

ご主人とは、少しでも仲睦まじくなっていることを願いたい。

意外かもしれないが,朝のドナ率

(ドナ率=「チャット中の女の子の人数」

÷「ログインしている女の子の人数」×100

で合っているのかな?)

は高い!


もちろん、これはアダチャに限った話で、

ノンアダチャットについてではない。


ノンアダチャットにとって、朝は「冬の時代」である。

夜通し続いた宴は終わりを告げ、女も男も、

それぞれ別々の褥に潜っていく。

そして日が昇ると、ハンドルネームの仮面をはずし、

本名の自分としての生活が始まる。


人妻ならば、なおさらだ。

既に起床した時点で、再び妻と母の顔に戻っている。

朝からゆっくりインしてお話している余裕など、

これっぽちのカケラもない。


しかし、アダチャの事情はちょっと違う。

もちろんインする女性の数は、

昼・夜に比して相対的に高いとはいえないが、

それでもチャットが成立している確率は

けっして劣っているわけではない。


その原因は、ひとえにオトコの事情に拠るだろう。

勃ってしまうと、抜かずにいられない場合もあるのだ。


ノンアダ、ミックスよりも短時間でインできるし、

何より朝ごはんとして、最高のオカズをご馳走になれる。

手が忙しければ、ノゾキだけでも構わない。


したがって、パフォのインが少ないほど、

特定の女性にノゾキが集中する可能性は非常に高い。


こんなしがない輩どもを相手して下さるのであれば、

チャトレのみなさん、少し朝にインしていただけますか?

待機映像を鑑賞していると、

時々そのパフォさんの本性を

垣間見られることがある。


とくに、そういうケースは、ノンアダ・チャットよりも、

至ってアダルト・チャット(以下、アダチャ)にて発生する。


アダチャでは、一旦ライブショーが終わると、

パフォさんは、まずパンティーを履き、ブラジャーを身につけ、

最後に、キャミをほっかぶって、再びカメラの前にご登場となる。


おそらく、「早くインしなきゃ」という焦燥にかられるのだろう。

その時間は、1分にも満たない気がする。


ここで厄介なのは、どうやらブラのようだ。


アダチャの待機映像は、

色っぽさも顧客獲得の重要なファクター。


慌ててインすると、理想的なバストの形に程遠いらしく、

パフォさんは、キャミに手を突っ込み、

サイドから乳房を寄せ、下乳を隠し、

谷間をできるだけ高くするのに躍起となる。


その結果、美しいバスト作りに勤しみすぎたせいか、

時として、乳首ではなく、

顔出しNGのはずだったパフォさんの顔が、

ひょっこりのぞいてしまう。


もちろん本人は気づいていないだろうし、

気づかせたら傷ついて、警戒してしまう恐れもある。


そこは見て見ぬフリをするのが、

男性のネチケットなのかもしれない。