ガリレオ先生は、LAで22年生活していましたが、大学1年生の時の話をしましょう。
アメリカは車社会なので、ほとんどの学生が高校・大学と車で通学します。今でこそ、無人のガソリンスタンドが主流ですが、当時は治安の関係もあって、夜遅くまで営業しているガソリンスタンドが少ない時代です。ある日の夜、運転していて、やってしまったのです。タイヤが「ぺしゃんこ」でした。
中古車を買ったばかりで、整備の知識もなく、ただ乗り回すだけの学生でしたから、スペアのタイヤを積んでいることも、タイヤ交換の仕方もわかりません。当然まだ携帯電話も発明されていない時代です。「夜だし、困ったー」と、思っていたら、約100メートル先のガソリンスタンドの明かりに気付き、助けを求め、走りました。その時最初に発した言葉を、今でも忘れられません。
"Excuse me, I need help. I got a PANKU!"
当然、スタンドにいたおじさんは、”Ha~?”と返し、先生は何度も何度も、”I gat a PANKU!”と叫び、”Do you understand?””PANKU tire?”と言い続け、終いには、
”Do you understand English?” と、自信満々に話しかけていたのです。
実は、スタンドのおじさん(従業員)がメキシコ人だったからなのです。英語が通じないのか?と勝手に思い込みながら叫んでいました。今思うとすっごく恥ずかしくて、red in the face 赤面です(笑)!!
数分間ジェスチャーやら、なんやらを駆使して、やっと通じたようで、そのメキシカンおじさんから言われた一言が、"OH!you have a flat tire!"
”Ups,” そうです。散々叫んだ”PANKU”は、実は、英語では"flat tire"と言うべきだったのです。
Oh!My God!いったい「PANKUって何語だ~」とその場で叫んだことが忘れられません。
心底、和製英語を呪いたくなった思い出でした。
We call flat tire PANKU in Japan の話でした。
※ ガソリンスタンド=Gas station