7月4日の英国総選挙、

投票締め切りは午後10時。

 

保守党の大敗北が

予想される今回これは

選挙特番を観るしかない、と

ニワトリとガチョウを

小屋に入れて戸締りをし

(天気が悪かったので

早めに寝床に入ってくれた)

お風呂に入って歯を磨き

(『8時だョ!全員集合』で

鍛えられた生活習慣)、

さあ運命の午後10時!

 

まずは出口調査の

結果です、で出たのが

『労働党410議席

保守党131議席』。

 

 

 

・・・えっこれはもう

大勢決定じゃないですか。

 

私は番組冒頭

30分くらいを惰性で観て

水を飲んで寝ました。

 

こんなの『出オチ』ですよ。

 

保守党と労働党が

案外競れば面白いかと

思っていたんですが

(政治のエンタテイメント消費)

ここまで差がついちゃうと

見所がわかりにくいというか、

ただそこらへんBBCは流石で

「さあでは現閣僚の皆様が

本日議席を維持できるかに

ここからは

注目していきましょう!」

 

・・・そこで表示された

各閣僚の当選可能性率がまた

笑えないくらい低く・・・

 

朝起きて開票結果を見ると

結局シャップス国防相

(ここまで5連続当選)をはじめ

法相・教育相が落選。

 

リズ・トラス元首相も落選、

ペリー・モーダント

下院院内総務兼

枢密院議長も落選!

 

私はペリーは

当選するとばかり・・・!

 

(注:私はモーダント議員の

政治姿勢は好まないのですが

この時代の大衆受けを

確実に得ていく技術は

非常に高い人だと思っています)

 

・・・こうなると今回

出馬を選ばなかった

ボリスのジョンソンや

テリーザ・メイは

先見の明があったというか

うまいこと

やりやがったなというか・・・

 

ボリスは選挙戦後半

応援演説なんかしちゃって

保守党に恩を売ることにすら

成功している趣がありますからね。

 

でも労働党、

ここからが大変ですよ。

 

保守党から票が離れたのは

国民の現状への不満の表明だと

私は理解しているんですけど

・・・生活苦とか税負担とか

不法移民問題とか

一朝一夕に片が付く話でも

ありませんでしょう。

 

私が保守党寄りの陰謀論者なら

「ここで一発労働党に

政権を譲って大失敗をさせて

『アレに比べりゃ

保守党のほうがマシ』と

有権者に諦めをつけさせるのが

スナク前首相の真の狙い」

くらいのことは申しますね。

 

なお保守党があまりにも

華々しく散ったため

印象は薄れておりますが

SNP(スコットランド国民党)

(『民族党』と訳すのが

今は主流かもしれません)も

今回は結構な議席数の

減らしっぷりを見せております。

 

有権者と党首の対話集会の

様子なんかを見ていて

私はSNPはもう少し

健闘すると思っていました。

 

やはり党内の財政のゴタゴタが

原因なんですかね、これは。

 

それとも緑の党との

決別の影響ですか?

 

そんなわけで英国は政権交代、

スターマ新首相の手腕に期待です。

 

 

いやでも大変だと思いますよ

 

私は今日、台所にもう随分

長いこと隠れ住んでいる

アボカドをどうにかするため

畑からレタスをとり

ゆでたまごを茹で

冷凍していた

スモークサーモンを解凍して

山盛りのサラダを作り昼食とし

美味しく食べ終わったところで

サラダにアボカドを入れるのを

忘れていたことに気が付きました

 

思わず膝から崩れ落ちましたけど

スターマさんの今後を考えたら

これくらいで落ち込んでいては

アカンと素直に思えましたもの

 

私は正直今回労働党が勝てたのは

保守党の不手際が主要因で

労働党の政策自体を国民が

諸手を上げて受け入れている

わけではないと思うんです

 

・・・本当に

ここから大変だと思います

 

アボカドを見詰める私に

愛の1クリックを


ヨーロッパランキング