そんなわけで英国の

与党・保守党は

来週の総選挙を前に

党関係者の

『選挙賭博』疑惑

大騒ぎなのでございます。

 

今回スナク首相は5月に

『7月総選挙実施』を発表、

多くの国民は

これに驚いたのですが、

この「総選挙日が

いつになるか」の賭けに

保守党関係者が

参加していたのが

露見したのが騒ぎの始まり。

 

その関係者というのが

党の選挙対策幹部だとか

警備チームの人間だとか

さらにはこの選挙に

出馬中の候補者だとか

もうある意味隙のない布陣。

 

選挙日を発表して以来

スナク首相は大敗北を目指し

国民の顰蹙を買うことに

日々邁進している印象ですが

党もそれを一丸となって

応援している、みたいな有様。

 

さて今朝私が起床して

先に起きていた

わが夫(英国人)に

「今日のトップニュースは

何かね」と訊ねたところ

「選挙賭博疑惑でまた新しく

一人選挙立候補者の

名前があがりました」

 

「保守党は敗北への道を

着実に舗装し始めているなあ」

 

「あ、今回賭博参加が

発覚したのは野党

労働党の候補者です」

 

「おっとそれは意外

・・・野党関係者が

どうやって選挙実施日を

事前に知ることが

出来たんだろう?

あれは首相案件だろ?」

 

「あ、違いますよ、

この人は選挙日をあてる

賭けに参加して

いたんじゃないんです。

選挙の勝敗に賭けていたんです」

 

「ほほう?」

 

「彼はですね、選挙戦を

展開しながら、自分が

『選挙に負ける』ほうに

賭けていたんです!」

 

・・・個人的に私は

そういうセンスが

嫌いじゃないんですけど

「私が労働党党首の

キア・スターマだったら

今朝の血圧は測定器を

振り切る勢いで上がったろうな」

 

 

 

 

いや冷静に考えてこれは

労働党関係者は

ブチギレて

許される事態ですよね。

 

お前を当選させようと

どれだけの人間が

裏方として働いていたと

思っとるんじゃい、的な・・・

 

保守党の敗北は盤石と

思っておりました私ですが、

ここにきてどうやら

労働党側も

「お前だけに

いい格好(?)は

させないぜ」と本気を

出してきたのかもしれません。

 

 

投票日は7月4日。

 

目が!

 

離せませんね!!

 

 

実は今回の選挙には

皆大好きファラージおじさん

出馬を表明しています

 

今回与党も野党も

いまひとつ決定打に欠ける中

ファラージ氏ったらそこに

勝機を嗅ぎつけたな、

この人は本当に勝ち目のある

戦いにしか挑まないな、

「保守党にも労働党にも

投票したくない」みたいな人の

票を今回も集めるんだろうな、と

ある意味感心しておりましたら

ファラージ氏、某テレビ番組で

「ウクライナ侵攻を

挑発したのは西側」と発言

 

ファラージ氏の

集める票の数が

俄然気になってきた私です

 

これね、この発言でたぶん

新ウクライナ派は

ファラージ氏には

投票しなくなったんですよ

 

でも世間にはもしかすると

我々が思っている以上に

このファラージ氏の考え方に

共感する人が

多いかもしれないんですよ

 

もしかすると英国の

ウクライナ支援の今後が

ここで占えるかもしれないのです

 

英国総選挙、来週末です

 

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