今回の帰省、私はわが父

(イメージ武将:石田三成)の

病院にも付き合うことに。

 

あくまでも『付き合い』で

『付き添い』ではなく、

窓口での受付も先生との応答も

父が自分で問題なく済ませ、

私は本当に『万が一要員』で

横にいるだけというか何というか。

 

主治医との面談の後

諸々の検査を経て

最後にもう一度ドクターと

今後の方針を確認する席でも

すべては私抜きで話がまとまり、

で、最後の最後にお医者様が

「入院中、緊急時の連絡先は

ご家族のどなたになさいますか、

えー、こちらは

(と私のほうを向き)

三成さんのお嫁さん

いらっしゃいますか?」

 

思わず私は低音、父は高音で

はあっ?

 

我々の反応にドクターは慌てて

「あっ・・・

お嫁様では、ないっ?」

 

「えっ、先生、お嫁様って

何ですか?妻?ワイフ?

配偶者ってことですか?

つまり我々は結婚している

ように見える、と?」

 

「いやいやいやいやいや!

ではあれですね、

お嫁様では、ない!」

 

「ない!ないです!娘です!」

 

父も横から口を挟み

「長女です!」

 

「ああ、なるほど!ご長女様!」

 

「・・・先生、何ですか、

まさか我々は

『お似合い』に見える、と?」

 

「いえそういうことでは!」

 

「いわゆる『後妻業』的な?」

 

 

 

 

「いえいえいえいえ!」

 

あまりの衝撃に帰宅してからも

しばらく呆然としておりましたら

 

 

わが義妹(わが弟1号の配偶者、

通称『ワカルちゃん』)が

「おねえさん、それはたぶん

三成さんと結婚しているか、

ではなく、義理の娘かどうか、

三成さんの息子の嫁であるかを

訊ねられたんですよ」

 

 

「・・・そうかな?」

 

「そうですよ。私もよく

病院に付き添うと

確認されますから。

『娘さんですか、

お嫁さんですか』って」

 

・・・そうか、そうですよね、

配偶者かどうかを

質問するならああいう場合

「奥様ですか?」が

一般的な言い回しな気もしますし!

 

しかし本当に久々に

驚きのあまり

鳥肌が立つ経験を致しました。

 

・・・それにしてもこれは

私の日本語能力が

錆びつき始めた証左なのか、

ドクターが少々

言葉足らずだったのか

・・・あるいは私と父は

実は本気で

同年代に見えている的な・・・?

 

考え始めると大変なので

ここらへんで

思考を止めたいと思います。

 

わが精神衛生のためでございます。

 

 

夫婦に見えている場合

父が若く見えているのか

それとも私が・・・

 

苦悩する私から

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