私と夫(英国人)の

週末映画観賞会、

この春最大のヒットは

『イーグル・ジャンプ』でした。

 

 

 

 

原題『エディ・ザ・イーグル

(Eddie the Eagle)』。

 

 

 

 

カルガリー・オリンピックの

記憶がある方には

強く強くおススメしたい。

 

・・・カルガリー冬季五輪、

1988年開催ですって・・・

 

今時のお若い方からすると

もう歴史的な数字ですかね・・・

 

「ベルリンの壁がまだ

存在していた時の話ですよね?」

みたいな・・・みたいな・・・

 

ともあれカルガリー五輪、

当時世間の話題をさらったのが

英国スキージャンプ代表の

エドワーズ選手だったんです。

 

そんな選手いましたっけ?と

首を捻ってしまった

アナタに言いたい、

ほら、あの、

スキージャンプで

大会最低飛距離記録を

叩き出した・・・!

 

眼鏡がチャームポイントの・・・!

 

 

 

フィンランド代表の

『鳥人』ニッカネン選手と

カルガリーでの人気を

二分したほどの・・・!

 

私はある種の

英国人を形容する時に

『変態』という言葉を

謹んで誉め言葉として

献上したくなる時が

あるのですが、そうです、

エドワード選手は

そういう人です。

 

少なくとも映画の中では。

 

いやでも映画を観た後

あまりにエドワード選手が

魅力的だったので

私と夫はエドワード選手の

割と最近のインタビュー映像を

観たんですけど

(インタビューの相手が

ファラージ氏だったのはご愛敬)、

まあモデルになったご本人も

なんというかその・・・

 

 

 

 

明らかに

そういう人だなっていう・・・

 

ただ明らかに映画の

エドワーズ選手は

モデル当人とは

『違う』んですけど、

役者がね!うまくてね!

 

一歩間違えると

『こんな人いませんよ』な

主人公の個性を

『こんな人いるよね』に

非常に上手に

落とし込んでいるんです。

 

主演のタロン・エジャトンは

エドワード選手本人とは

似ても似つかぬ風貌なんですが、

現在私の脳内には

何の違和感もなく二人の

『エディ・ザ・イーグル』が

存在している・・・!

 

あとこれ脚本がかなり

練り込まれているというか、

コメディ映画だから

皆さん笑って

流しますでしょうけど

冷静に思い返すと

かなり念入りに伏線というか

「このセリフが後半に

こういう形で意味を持ちます」

みたいなすごく

真面目なつくりをしていて、

これ日本ではamazonで

観られるみたいなんですけど

翻訳家は楽しかったろうな、と。

 

ニッカネン選手の言葉とか

『リリース!』の場面を

どう訳すかとか、翻訳家としての

腕の見せ所満載のセリフ回し。

 

才能の限界を自覚した

運動選手の悩みが

しっかり描写される反面

全体のトーンは

間違いなくお笑い系、

そして鑑賞後の気分は爽快。

 

おすすめです。

 

 

 

 

わが義弟その3(都会派

ヘイスティングス君)は

この映画を複数回

視聴しているそうです。

 

おすすめです!

 

 

わが夫は若い頃

カナダで就労していた時

独学でスノーボードを

習得したのだそうです

 

貧しかったのでとりあえず

一番安いボードを買って

専用の靴は買えなかったので

普通の靴を履いて山に行って

雪面を延々と登り

『転び方』も知らないまま

斜面を滑り降りては

豪快に転倒していた、

そんな夫を見て現地の人は

「お前ってエディ・

ザ・イーグルだな」と

よく言ってきたとのこと

 

「今回映画を観て

あの言葉の意味が

よくわかりました。

あれは賛辞ですね!」

 

エドワーズ選手を

覚えているアナタも

ご存知ないあなたも

とりあえず

この映画は観て損はなし!

でございます、

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