他人の耳の穴の掃除をすることが

好きか嫌いか楽しいか楽しくないか、

見解は分かれるところですが

わが夫(英国人)は私に時々

耳掃除を頼んできます。

 

 

 

 

先日は夫が一日外で

肉体労働をした後に

「日中ずっと耳栓を

していたせいか耳にゴミが

溜まっているかもしれません。

ちょっと見てもらえますか」

 

「見る見る見る見る、

さあそこに座れ、あ、待て、

君の耳穴を覗き込むに際し

君のヘッドライトを

使っていいか、あれは

きっと役に立つと思うんだ」

 

世の耳掃除好きの皆様!

 

ヘッドライト、おすすめです!

 

 

 

 

なんかもう本当に

手元くっきり!

 

まあそれで素敵な

耳掃除の時間を

過ごした私でしたが

私の膝から

起き上がりながらわが夫が

「君は本当に僕の耳を

掃除するのが好きですねえ」

 

「夫婦関係が良好だったら

耳掃除は普通にご褒美だろ」

 

「いやだからそういう

考え方をする人は

少ないと思いますよ。

だって耳掃除ですよ?」

 

「一般的に耳掃除は

『して嬉しい・されて嬉しい』

行為の一つだと思うぞ」

 

「・・・僕はよく

わからないですけど、つまり

セラピューティック

(Therapeutic、セラピー的)な

効果を感じるわけですか?」

 

「セラピーというよりは・・・

真面目に考えるとこれは

性的な充足感とかに

違いものがあるのでは・・・」

 

すると普段は私の考えを

頭ごなしに否定することなど

基本的にないわが背の君が

「ないないないない

(No no no no)!

そんなこと言っているの

世界中でたぶん君だけです!」

 

「いやいやいやいや!

だって君、これはわが祖国の

誤解を招くからあんまり大声で

他言したくはないのだが、

日本には『耳かき風俗』なる

ものが存在するって話で・・・」

 

「それはノーマルか

アブノーマルかでいったら

アブノーマルのほうでしょう?」

 

いえ皆様

勘違いしないでください

私は別に性的欲求不満を

耳かきで解消している

わけではないんです。

 

 

ただ耳かきの喜びの

根源を深く掘り進めると

そこらへんに

行き着くのでは、という・・・

 

ええい!

 

この世に耳かきを

嫌いな人などいて

良いはずがないのです!

 

・・・いらっしゃいます?

 

耳かきがお嫌いな方。

 

 

ただ私は耳掃除を

仕事に選びたいくらい

好きなのですが、でも

その際は膝枕はしないな、と・・・

 

膝枕って相当に

親しい間柄じゃないと

してもされても

楽しくないですよね

 

だからこそ

『風俗』として

成り立つのだろう、という・・・

 

Norizoさん、そろそろ黙って

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