愛犬アーシー(黄色い

雌型の大犬30キロ級)と

森で散歩をしておりましたら

道の向こうから老紳士が

犬を3引き連れて現れました。

 

1匹はアーシーより少し大きい

ボーダーコリー風の白黒犬、

 

 

 

 

1匹は小さくて茶色くてフワフワの

ポメラニアンの亜種のような犬、

 

 

 

 

そしてもう1匹は非常に小柄な

短毛種のダックスフント犬。

 

 

 

 

森の中だったのでお互い

犬はノーリードだったのですが

我々に気づくと紳士は

白黒の大犬の首輪を掴んで

動きを制御、それを見て

われらがアーシーは

「あ、ハイ、じゃああんまり

馴れ馴れしくご挨拶しないほうが

いいのね、了解了解」と

その場に立ち止まったのですが

・・・そこでダックスフント君と

ポメラニアン君がいきなり

アーシーに吠え始めまして。

 

小型犬なので鳴き声は軽いし

見た目もそんなに

怖くはないんですけど

でもたぶん本人(犬)としては

「我ら敢然と攻撃す」みたいな

認識なんじゃないかな、と。

 

なんでや、アーシー

別に何もしてないやろ。

 

(突然の関西言葉)

 

紳士と白黒大型犬が

「・・・え?」みたいな顔で

驚くのを尻目に

ちびっこ2匹は

アーシーに走り寄り、

でもまあここから2匹と1匹で

楽しく遊び始める展開も

可能性としてはあるかな、と

私も暢気に構えておりましたら

ポメラニアン君はともかく

ダックス君がアーシーの

すらりと長い四肢の間を

 

 

するするっと潜り抜けると

後方の死角からわが愛犬の

お股に噛みつきやがりまして、

おい君普通はまず首周りの

余った皮のところに

攻撃をしかけるのが

犬のマナーだろと思う反面

この犬、自分の身体的特徴を

効果的に使う方法を

知っているな、と

変に感心したりして、

でもまあこうなったら

人間が事態に介入しますよね。

 

「ハイハイハイ、何なんだ君たち、

うちのアーシーに戦意はないぞ」

 

そう言って近づくと

アーシーはさっと

私の背後に回り込み

私を『盾』にし

(賢い犬で何よりです)、

で、ダックス君は

犬に対してはあんななのに

私のことが視界に入るなり

「やあ!こんにちは!

僕はダックス君、人間さん、

僕のことを撫でてもいいよ!」

 

・・・君は頭がいいのか

悪いのか、それともこれは

愛想や要領の問題なのか。

 

その後アーシーは特に

患部(お股)を痛がる素振りもなく

その後出会った他の犬に対して

緊張する様子もなく

ああ、私の犬は適当な性格、

もとい、おおらかな気質を

持っていて本当によかったと

私を喜ばせたのでした。

 

しかし何なんだ

あのダックスフント君は。

 

相手がアーシーだったから

あれで済みましたけど

たとえば某牧羊犬ちゃんに

ああいうことをしたら

間違いなく彼は牧羊犬ちゃんに

蹴り飛ばされ抑え込まれ

窒息寸前に

追い込まれていますよ。

 

(牧羊犬ちゃんは

モコモコしているので

一見しただけでは

わからないものの

実は非常に筋肉質)

 

(以前元気な

若シベリアンハスキーを

抑え込んだ過去アリ)

 

でもあの短毛でぬらっとした

茶色いソーセージ体型が

アーシーの足の間を

ぬるぬるぬるっとかいくぐる姿は

一見の価値がありました。

 

私のこういう感覚も

どうかと自分で思います。

 

すみません。

 

 

いや、ほら、もっと

噛まれた愛犬の

心配をしろ、みたいな・・・

 

ダックスフントがお好きなあなたも

アーシー贔屓のあまり近頃は

ラブラドールイチオシのアナタも

自分の犬が一番かわいいあなたも

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