私の理解が確かならば

今年は英国でも総選挙が

実施される見通しで、

故に近頃ニュースの

切り込みの角度が

選挙がらみに

なっている印象です。

 

直接的な選挙関連

報道も勿論あります。

 

昨日は元首相の

テリーザ・メイ氏が

次の選挙には

立候補しないことを表明

 

私はメイ氏には

もうひと働きするものと

思い込んでいたのですが・・・

 

選挙がらみの

切り込みというのは

つまり「この問題が

次期選挙にどう影響するか」

みたいな話で、

ガザ問題もその一つ。

 

先日補欠選挙で勝利した

ジョージ・ギャロウェイ氏

(元労働党議員、

4年前に新党を結成)

(反戦主義者)は勝利宣言で

労働党党首に呼びかけて

「この勝利はガザのものだ」

「現在ガザで起きている

大惨事を君が

後押ししていることに

対するこれが評価だ」

 

他に票の行方を

担う争点としては

ウクライナ戦争、

保健・医療問題、景気対策、

不法移民対策などでしょうか。

 

どれもこれも一筋縄では

解決できない

難しい問題だとは思いますが

こうした点が

議論の対象となるのは

正しい選挙の

在り方なんだろうな、と。

 

・・・えー、

日本の総選挙も

まもなくと

言われておりますが・・・

 

『自民党の若手議員の

懇親会で【過激ダンスショー】

ダンサーに口移しでチップ』とか

私は選挙の争点として

考えたくはないんですが・・・

 

ちなみにこちらの

産経新聞のスクープ写真

夫(英国人)に見せて

「これ、どういう

状況だと思う?」

 

「・・・ストリップの

ショーですよね」

 

「残念でした、

これは日本の大与党、

自民党の若手議員の

懇親会の様子です!」

 

「・・・自民党って

女性議員とか

関係者はいないんですか?

こういう場合に有権者は

議員辞職を要求したりは

しないんですか?」

 

日本の有権者の皆さんって

おおらかなんですよ。

 

故にこちらの件、

個人的には私は

選挙にはそれほど

影響しないんじゃないかと

考えています。

 

それがいいことか

悪いことかは別問題で。

 

最近の日本の国会議員の

不祥事系ニュースで

私が一番気になっているのは

自民党の政治資金

パーティー事件なんですが。

 

2月に自民党が提出した

『収支報告書を訂正した

政治団体と代表(議員)』の

リストをもとに、どなたか

『不祥事議員名簿』を

作っていただけないですかね。

 

「この議員が収支報告書に

記載していなかった

パーティー収入の額」と

「過去3年間の問題発言」を

一覧にする形で・・・

 

あ、『問題発言』は

すべてを網羅しようとすると

大変なので『裁判沙汰になり

その判決が出たもの』に

絞っていただけるんで

いいんですけど。

 

なお私は政治家の

お金系の不祥事は

その所属する政党がどこであれ

軽蔑するほうなんですが、

それにしても与党(保守系)が

こういうことをするのは・・・

 

『美しい国』とか

『愛国』とかを

スローガンにする人が

税金逃れとかしちゃ

駄目だろう、みたいな・・・

 

いやだってロジックとして

おかしくありません?

 

「私は自分の愛する国に

払うべきお金を

払いたくありません、

私以外の他の奴が払え、

それが私の国の愛し方」は。

 

アナーキストがそれを言うのは

まだ理解できるんですけど!

 

(無政府主義者が脱税をして

許されるとは言っていない)

 

私は自分自身が

保守的であることを

自覚しているがゆえに

保守の政治家には

より一層の身ぎれいさを

求めたい気持ちがございます。

 

でもまあ今回の総選挙も

このまま普通に行けば

自民党が勝つでしょうね。

 

それでもって

過激パーティー出席議員も

収支報告書訂正議員も

「禊は済んだ」で

おとがめなしですよ。

 

そもそも皆さんしれっと

比例代表名簿の上位のほうに

名前が載ったり

するんじゃないですか?

 

ここまで与党の不祥事が続いて

何故なおも野党は勝てないのか、

そちらのほうが問題の

根幹である気もいたします。

 

 

陰謀論を愛する身としては

「過激パーティー報道は

収支報告書問題から

国民の目をそらすための

自民党の奇策である」

くらいのことは言いたいです

 

「だから!自民党推しの

産経新聞がッ!スクープ

したんだよォッ!!!」みたいな

 

さてギャロウェイ氏が勝利した

補欠選挙の件は、これは結構

今後の英国の対ガザ施策に

影響を及ぼしそうな話だと

私は理解しているんですが

日本ではあまり報道がない・・・?

 

検索をかけても和文記事が

ヒットしないんですよね

 

そもそもこのところ

労働党は補欠選挙で勝利続きで

いい気分でやってきていてですね

 

今回の補欠選挙でもちゃんと

公認候補を立てていて

勝利は盤石だ、くらいの勢いで

 

で、この公認候補が

『パレスチナ支持』の

立場の人だったんです

 

・・・この公認候補が

「去年10月のハマスの攻撃は

イスラエルが『させた』ものだ」

みたいなことを言っちゃって

これが『反ユダヤ主義』だと

大批判を浴びて労働党は

公認を取り消したんです

 

まあこのご時世これは

労働党もそうせざるを得ないよな、

という話なんですが、

この流れで選挙区に存在した

『ガザでの戦闘をとにかく

止めて欲しい人』の票が

「今回の選挙にガザの人々は

投票できない、あなたたちは

投票できる」と呼びかけた

ザ・反戦主義者の

ギャロウェイ氏のところに

流れ込み、そしてこの結果

 

ムスリム人口が多い

選挙区ではあったんですが

各党の選挙対策担当班も

「あれはあの選挙区だから

ああなっただけ」と

軽視はできないだろうな、と

 

そんなわけで2024年は

大型選挙の年ですね

 

英国も日本もそして

米国(大統領選挙)も

誰がどういう理由で選ばれるのか

注目したいところです

 

Norizoさんの政治ネタは

長くなりすぎるところが

アレなんですよ、もー

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