最近割と真面目にというか

集中してショパンの

夜想曲2番(op.9-2)』を

練習しています。

 

 

 

どれくらい集中して

いるのかと申しますと

鍵盤を叩いている時に

例の引退将校さんの存在

注:脳内妄想の話)を

必要としないくらいに・・・

 

お稽古ひとりで

できるもん状態というか。

 

練習時間を1時間として

まず初めに指慣らしの意味も含め

暗譜で弾ける曲をいくつか弾いて、

次にドビュッシーの

『アラベスク1番』ですとか

ピアノ編曲『ゴジラの

テーマ』ですとかを練習して

残り時間をすべて夜想曲に。

 

で、最近、こちらの

夜想曲を弾き始めますと

愛犬アーシー(黄色大犬)が

ピアノのある部屋に

のそのそやってくるのです。

 

基本的に私の椅子から

斜め後ろに1メートルほど

離れたところが定位置で、

そこで横になって昼寝を始める。

 

そして私がそろそろ

練習を切り上げようかな、と

思う頃になると、アーシーは

すっと立ち上がって

私の左横の床に座り

鼻で私の左手に触れようとする。

 

しばらくは無視して

私も練習を続けるんですが

そのうち本当に犬の濡れた鼻が

私の手のひらを押し始めるので

そうなったら練習は終了。

 

ピアノの蓋をして

電源を落として

犬と一緒に

別の部屋に行く。

 

それにしてもアーシーは

どうやって私の

「そろそろ練習終了」に

気が付いているのか、が

謎だったのですが、

私はピアノを練習する時

部屋のラジエイター暖房を

1時間の設定でつけるんです。

 

つまり練習開始から

1時間が経過すると

ラジエイターが自動的に止まる。

 

その音を犬は終了の合図と

理解しているのではないか、と。

 

ただ最近アーシーは

暖房設定の

残り時間にかかわらず

「ピアノに向かっている人間の

左手に鼻をくっつけられたら

人間はピアノを止める」みたいな

誤解をしている風情もあるので

・・・これは早急に私の側が

対応を改めないと

いけないと考えております。

 

そんな変な癖をつけられたら

今後私のほうが大問題なのです。

 

 

人が犬を躾ける時、

犬もまた

人を躾けているのです・・・!

 

 

『人間がピアノを弾き止めたら

犬のおやつの時間』みたいな

設定はしていないのですが

 

まさかの

『犬はショパンが好き』オチ

とかありますかね?

 

メルヘンの世界に

逃避してはいけない

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