夫(英国人)が先日

仕事でドイツに出かけました。

 

お土産に何が欲しいか尋ねられ

「ソーセージやビールは

持ち運びが大変そうだし、

そうだ、バウムクーヘン、

本場のバウムクーヘンを

買ってきてくれ」

 

 

 

 

「・・・バウム・・・

何ですって?」

 

「バウムクーヘン。

こう木の年輪みたいな

焼き上がりのお菓子で、

日本では年中

食べられるんだけど

ドイツでは確かあれって

クリスマスの季節限定で

作られるものらしいんだよ」

 

「日本のお菓子なんですか?」

 

「いや、ドイツのお菓子。

日本人は好きすぎて

季節に関係なく通年で食べるし

結婚式の引き出物として

使われるくらいなんだが、

発祥国のドイツでは

クリスマスにしか

食べないという噂を

以前耳にしたことがある」

 

「・・・ドイツで

クリスマスにしか

食べないお菓子、

それはシュトーレンとは

違うんですか?」

 

 

 

 

違うんです、と

バウムクーヘンの

特徴を説明すると

「・・・つまり

スイスロール

(ロールケーキ)?」

 

 

 

 

違います。

 

夫にとってバウムクーヘンは

どうもあまり身近な

お菓子ではなかったようです。

 

・・・そういえば

英国でバウムクーヘンが

売られているところを

私は見たことがないぞ。

 

わがお散歩仲間である

例の毒舌夫人(凄腕料理人)に

「バウムクーヘンって

ドイツのお菓子をご存知ですか」

 

「どんなお菓子?」

 

「木の年輪のように

焼き上げた

ケーキなんですけど」

 

「スイスロールのこと?」

 

一縷の不安を残しつつ

私は夫にバウムクーヘン購入を

依頼し、そしてわが背の君は

ドイツへ向かったのです。

 

続く。

 

 

時々食べたくなりますよね

バウムクーヘン

 

バウムクーヘン派のあなたも

シュトーレン党のアナタも

お帰りの前に1クリックを


ヨーロッパランキング