私は日本に帰国する際

パリのシャルルドゴールを

乗り換え空港に

選ぶことが多く

(ヒースローは・・・

ヒースロー空港だけは

使いたくないのでござる・・・!)

(利便性や諸々を考えると

ヒースロー使用が最適解とは

頭では理解しているのですが

どうしてもヒースローとは

縁を持ちたく

ないのでござる・・・!)、

まあそれでパリは

フランスの首都、

主要言語は

フランス語ではありませんか。

 

私はフランス語を

『喋れるフリ』は

得意なのですが

実際はまったく喋れません。

 

ほら・・・

 

面の皮が厚いので

フランス語で挨拶とかされると

そのまま笑顔でしれっと

同じ言葉を繰り返して、

すると向こうが

勘違いをしてくれる、という・・・

 

ともあれシャルルドゴール空港、

国際空港なので働く人は

英語がペラペラなのかと思いきや

実はそんなこともなく。

 

これを機会にフランス語の

日常会話くらいは勉強してみるか、

という気分になりまして、

それを知人のフランス人淑女に

ぽろりと話したところ。

 

「いいと思うわ。ほら、

我々フランス人って

英語を話さないことで

悪名高いでしょ」

 

「あれですよね、

母国語であるフランス語に

誇りを持つ故、という・・・」

 

「違うわよ、何言ってるの、

我々フランス人は英語に

コンプレックスがあるのよ」

 

「コンプレックス?」

 

「・・・私たちフランス人の

喋る英語って・・・酷いでしょ?

どうしてもフランス訛り

抜けなくて・・・だから

私たちは英語を話す機会を

避けるの、英語下手が

ばれたら恥ずかしいから」

 

「いや待ってください、

私はこれ小説で読んで

得た知識ですけど、

『フランス訛りの英語』って

英語話者にはとても魅力的に

響くものだと私はこれまで

理解しておりましたが!」

 

「何それいつの時代の話?」

 

(フランス人淑女は私より

2まわりくらい年下の方)

 

ともあれ、一部の

フランスの皆様が

かたくなに英語を

口にしないのは、彼女曰く

「英語が下手なことが

露見したら嫌だから」だそうです。

 

・・・私が今まで信じていた

「フランス人は自国を

最高と信じているがゆえに

英語を話したがらない、

なんだあんな言葉

単なる隣国の

外国語じゃねえか、

世界最上の言語は仏語だと

全国民が信じている」みたいな

話は何だったのか。

 

いやそれこそ小説や漫画で

よくある場面ですよね、

誇り高きフランス人が

「英語なんて言語、

使えるけど使わない」演出。

 

・・・これも一種の

国民性に対する

偏見なんでしょうか。

 

 

ともあれ私の目標は

次回シャルルドゴールで

フランス語でお店の人に

挨拶・注文をすることです。

 

メルシ。

 

 

恐ろしいことにたぶん

『フランス語で

注文をするフリ』は私は

すでに出来ているんですよ、

だってほら、仏語で

『1,2,3』は

『アン、ドウ、トロワ』だから

(こういう知識も思い返せば

我々はどこから仕入れて

きているのでしょう、

『多くの日本人は

1から3までの数字を

仏語で言える』って

すごくありません?)、

で、『お願いします』は

『シルヴプレ』だから・・・

 

「ボンジュール」

「アン・カフェオレ・シルヴプレ」

「メルシーボクー」

これを照れることなく

ひたすら堂々と

フランス人風(ここ大事)に

笑顔で口にする

 

やはり外国語習得で

大事なのは厚い面の皮・・・!

 

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