冒頭に確認でございますが

わたくしNorizoは

希代のひねくれ者であるため

コメントあるいはメッセージで

「○○について書いてください」

みたいな一言を寄せられると

逆にその『○○』については

言及を避ける傾向がございます

 

某牧羊犬ちゃんの写真や

某お茶会のお菓子の写真が

ブログに載っていないのも

そこらへんが原因の一つです

 

(牧羊犬ちゃんに関しては

『よそ様の犬』であるため今後も

画像を載せる予定はないのですが)

 

先日コメント欄に

「あのへそまがり規約は

撤廃されたんですか?」

みたいなご質問があり、

その後メッセージでも

「鬼の規律は撤回ですか?」

みたいなお声もいただきましたので

念のためここで確認いたします

 

歳、わしゃ昔と変わらんよ

 

(Norizoさんは司馬遼太郎の

『燃えよ剣』を読み返し中)

 

 

 

 

そんなわけでラグビーW杯

日本対サモア戦の話も

試合については語らず

周辺のネタのみをお届けです

 

ここは!

 

そういう!

 

ブログなんじゃい!

 

(注:司馬作品の近藤さんは

こんなことは言わない)

 

(なお私は近藤さんより

『マカロニほうれん荘』の

きんどーさんに似ています)

 

 

 

 

さてラグビーW杯

日本対サモア戦、

視聴に関して私は一つ

問題を抱えておりました。

 

その日の私は色々あって

家でのテレビ観戦は不可能。

 

パブで中継を観るにしても

わが夫(英国人)は

他用があって観戦仲間になれない。

 

しかし背に腹は

代えられないので

某パブに電話をして

「あの、木曜日の夜ですが、

そちら店内のテレビで

何を放送していますか?

ラグビーW杯の

試合を観たいんですけど」

 

「木曜日、日本対サモア戦ですね?

はい、店内でご覧いただけますよ」

 

というわけで私は

愛犬アーシー(大犬)をお供に

単身パブに乗り込んだのです。

 

年に1度か2度行くくらいの

お店だったんですが

・・・予想以上にお店の人に

優しくされまして・・・

 

パブといっても

お食事席と立ち飲み席が

別れているようなつくりで、

私は立ち飲み席側の

スクリーンで試合を

見せてもらえればよかったんですが

お店に入るやいなや店員さんに

「いらっしゃいませ!

ああ、ラグビーの試合を

ご覧になりたい?

ではこちらのテーブルにどうぞ、

今すぐ片付けますから、それで

こちらのスクリーンに

試合を映すようにいたしますから!」

 

(それまではサッカーの

試合中継を流していた)

 

「え、いいんですか?

どなたかサッカーを

見ていらしたのでは」

 

「いえいえ皆様御歓談で

どなたもテレビは

見ていらっしゃいませんから!」

 

木曜の夜、しかも

悪天候というのに

お店はかなり混んでいて

・・・英国は

不況ではなかったのか?

 

でもそうやって

席を確保してもらって、

飲み物を頼んで、

飲み物だけでは悪い気もしたので

軽食(フライドポテト)も頼んで、

そうしたらお店の人が

「ワンちゃん用に」と

犬用の水皿も持って来てくれて、

で、そこから約1時間半

(試合の冒頭には

間に合わなかった)

私は楽しくゲームを

見ることが出来まして。

 

アーシーもお利口さんで

基本的には私の足元に寝そべり

 

 

他のお客が近寄って来て

「犬に挨拶していい?」と

尋ねてきた時だけ起き上がって

盛大に尻尾を振り愛想を振りまき

「わあ!いい子だねえ!

今日はどうしたの?

ラグビー観てるの?

どっちの応援?

日本が勝つといいね!」

 

で、試合が日本の勝利で

終わったのを見届けてから

カウンターで支払いをしたのですが

バーを牛耳っているお姉さんも

接客のお兄さんたちもなんだか

本当にとても人当たりが良く・・・

 

「あの、犬にいただいた水、

犬がはしゃいでちょっと床に

こぼしてしまったのですが」

 

「いいですよいいですよ、

お気になさらず、

全然問題ないです!」

 

・・・普段滅多にカードでは

チップを払わぬ私が

私はこの日お支払い確定の前に

『チップ加算』ボタンを

押してしまいましたよ・・・

 

やはり人間、親切には弱い。

 

というかこの日私は

他のお客たちからも

非常に親切に

扱われたような感覚があり、

扱われたというより

見守られたっていうか・・・

 

思い返せば店内に

一人客は私だけ、

スポーツの国際試合の日に

犬だけを仲間として

パブに単身やって来る

それなりの年の

完全異国人風体者。

 

・・・あ!

 

これは私が逆の立場でも

見詰める眼差しが優しくなるわ!

 

新たな経験を積んだ一晩でした。

 

 

アーシーはすでに過去に

パブでのデビューを

果たしておりまして

 

皆さん、犬はね、パブで

滅茶苦茶モテますよ

 

人間側が一杯入って

普段より社交的に

なっているところに

ひょこひょこ無害そうな

犬が登場するわけですから

強面のおじさんから

気合の入ったお洒落に

身を固めたお嬢さんまで

犬好きはある時点で

抑制が効かなくなり

「ひと撫で!ひと撫で

させてもらえますか!」

 

で、いつもは私とアーシーは

夫を連れて2人と1匹で

パブに行くわけですが

昨日は人間は私一人

 

通常比でかなりの周囲の

遠慮というか配慮を感じました

 

特に男性陣の

「犬を撫でに行きたいけど・・・

ナンパと間違えられたら

困るから・・・」みたいな逡巡

 

あと明らかに集団で

犬を撫でに来たいところが

「・・・駄目だ、今はホラ、

日本のコンバージョンだから、

気を散らせては悪いから」的な

 

店員さんも客層も

非常にいいパブでした

 

今度また夫と犬を

連れて行きたいと思います

 

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