私の顔面はいまだに

ブツブツしております。

 

 

一時期よりは

マシになったのですが

悪辣な虫に

噛まれた跡が一か所

ニキビみたいになってしまって

現在白い芯がある状態。

 

しかも触ると痛い。

 

噛まれた直後に

痒みがなかったので

・・・もしかすると

ミッジ(Midges、

ハイランドヌカカ)以外にも

気を付けるべき虫が

わが前庭には存在している・・・?

 

「何だよもう、

いつになったらこの

ブツブツお肌は

終わるんだよ」と

鏡に向かって

悪態をついておりましたら

夫(英国人)が神妙な顔で

「君はそう言いますけどね。

そういうブツブツが

それだけ気になる、

というのは裏を返せば

普段の肌がブツブツとは

無縁だって話ですからね、

あんまり外でそういうことを

言わないほうがいいですよ」

 

「何だいきなり」

 

「僕は思春期にですね」

 

「うん」

 

「顔中にニキビが

出来てしまって

それはそれは大変でした。

その時の僕の

気持ちがわかりますか」

 

「その時のって・・・」

 

「君は若い頃、

ニキビが出ましたか」

 

「そりゃ二つ三つは」

 

「二つ三つ!やっぱり

そんなものですね!

吹き出物のひとつやふたつで

大騒ぎする人間は

顔中にニキビが

噴き出た経験はないんです!

僕なんか大人になった今でも

ちょっと気を抜くとすぐに

顔中が大変なことに

なるじゃないですか!

そんな僕に比べたら

目立つブツブツの

ひとつやふたつ何です!

今後はもう少し言動に

気を付けてください!」

 

・・・はい、すみません。

 

まあ確かにわが夫は

時々お肌が

可哀そうなことになるのです。

 

でも私のこの元・虫刺され、

現・吹き出物はやはり目立つし

鼻をかむ時なんかに触ると

もう本当に痛い痛い。

 

なんか大きくなっているから

跡も残っちゃうかもしれないし!

 

しかしどうやら

普段私に対しておおいなる

共感力を示してくれるわが夫は

今回臍を曲げている様子なので

・・・誰か私に同情してください。

 

それにしても

こういう吹き出物って

通常何日くらいで

おさまるものでしたっけ?

 

だってもう次から次で・・・

 

誰か同情してください!

 

 

確かに思い返せば

わが夫の肌の調子が悪い時

私はそれほど同情的では

ありませんでした

 

「大丈夫だよ、

私は気にしないし

お肌が多少

ブツブツしていても

君は十分魅力的だぜ」

とか何とか言っていて・・・

 

今の私が夫に

上記のセリフを言われたら

鍬をもって

躍りかかる自信があります

 

 

 

 

・・・人間何事も

自分で経験しないと

わからない面はありますよね

 

肌荒れから学ぶ

己の傲慢さ

 

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