大前提として私はこちらで

あまり映画を

観ない生活をしておりまして。

 

どれくらい観ないかというと

2018年にこれはよくない、と

「月に1本は映画を

映画館で観ることにしよう」と

勝手に心に決めた結果の

年間映画鑑賞本数が3本。

 

その3本のタイトルは

いまだに覚えています、

フロリダ・プロジェクト

『犬ヶ島』そして

『15時17分、パリ行き』。

 

 

 

 

 

 

 

 

どれもいい映画でしたよ・・・

 

ともあれまあそのくらい

映画を観ない私が現在

単行本が出るたびに

購入しているのが

『邦画プレゼン女子高生

邦キチ!映子さん』。

 

 

 

 

これ、漫画作品として

とても面白いんですが

問題はこれを読んだことで

自分もすっかり映画を

観たつもりになってしまい

『映画鑑賞欲』みたいなものが

ある程度おさまっちゃうという・・・

 

でも同時に「これは漫画で

批評を読むだけではなく

ちゃんと自分で作品を観たい」と

思わせられる機会も多く

そんな作品の一つが

『バトルシップ』。

 

作中で何度か言及される

タイトルで、でもこれは

どういう映画なんだろう、

『部長』は好きなんだよね?

第一話を読む限り

映画好きを自称する女子高生も

好きそうな映画なのか?

アカデミー賞の時期に

話題になる

『バトルシップ賞』・・・?

『スペースバトルシップ

ヤマト』とは関係ないらしい・・・

 

うーん、こういうのは

ネットで内容を検索してしまえば

ある程度解消できる

疑問の数々ではあるのですが、

でも私はせっかくなら

事前情報をあまり仕入れずに

この映画を観てみたい感じ・・・

 

でもわざわざDVDとか買って

外しちゃったら哀しいな、

テレビで放映とかされないかな?

と思っていた昨年冬、

搭乗した某エールフランス便の

機内エンタテイメント作品リストに

映画『バトルシップ』の文字が!

 

というわけで観ました

『バトルシップ』!

 

 

 

 

・・・思った以上に大味な作り、

くだらないといえばくだらない、

そもそも映画のカテゴリーが

よくわからない、SFの皮を

被ってはいるけれど

実際のところ・・・これは

青春コメディ・・・?

はぐくまれる友情と恋愛と

・・・戦闘場面のある

スポーツ映画・・・?

でも同時に妙なところ

緻密に脚本を作っていて

緻密っていうか律義?

観終わった瞬間に自分が

どんな感情になっていれば

正解なのかがわからない、

でも私、これがすごく面白くて!

 

どれくらい面白かったかというと

「なんだこれ!予想以上の

アホ映画じゃないか!」と

画面を暗くした直後に

もう一度スイッチを入れて

最初から今度は

日本語吹き替え版で

同じ映画を

観ちゃったくらい・・・?

 

で、ニヤニヤして日本語版を

観終わってから仮眠をとって

目が覚めたらまた画面上で

『バトルシップ』を

選択しちゃったくらい・・・?

 

でもこれ、私のなけなしの

美学的には『好きな作品』として

名前を挙げることが憚られ、

いやだって私は一応

「好きな映画監督は

アラン・パーカーと

北野武」できているんですよ!

 

『バーディ』と『ソナチネ』の

延長線上に

『バトルシップ』が

来ちゃうのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

でもこれ、私の中の

2022年ベスト映画かもしれない、

『トップガン・

マーヴェリック』よりも

こっちのほうが好みかもしれない、

ともあれそれで私は日本に

6週間ほど滞在したじゃないですか。

 

日本からスコットランドに

(正確には『パリに』)

戻る機内でも

私は『バトルシップ』を

観ちゃって・・・

 

このままでは2023年の

ベスト映画も

『バトルシップ』に

なってしまうこの恐怖。

 

呪いだよ!これは!!

 

いやでも面白いんですよ

『バトルシップ』・・・

 

大きな声で言うのは

ちょっと恥ずかしいんですけど!

 

というわけで以来私は

『バトルシップ』を上回る

映画を求めているのです。

 

我ながら訳がわかりません。

 

 

『バトルシップ』に

俄然興味がわいたあなたも

 

ああ・・・

『バトルシップ』・・・と

変な笑いが口元に

上ってきてしまったアナタも

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