オランダの

フラッグ・キャリア

KLMオランダ航空に

購入した航空券の席のクラスを

2度もダウングレードされ、

問い合わせ電話をすれば

「電話窓口では対応できません」

「公式クレームを

入れてください」と

言われたのでその通りにすれば

「お電話でお問い合わせください」、

この延々と続くたらいまわし

ほとほと愛想が尽きた私は

チケットをキャンセルする

決意を固めました。

 

公式クレームを入れた以上

私はKLMにとって

公式クレーマーなんでしょうけど

でも私の請求するところの

「私はプレミアム席の代金を

支払ったんですから

そしてそちらはそれを

受け取ったんですから

ちゃんとプレミアム席を

使わせてください」は

別に理不尽なお願いじゃ

ないと思うんですよ。

 

もしもそれが

なんらかの理由で

不可能なら

「支払ったサービス料と

実際に受けるサービスの

差額を払え」あるいは

「全額払い戻しを」と

求めるのは利用者の

権利の範囲でしょう?

 

それを5か月ぐるぐると

「お客様のご主張ごもっとも、

ですが我々の部署では

対応できませんので

こちらの部署にご連絡を」

「このたびは申し訳ありません、

ただ担当は我々の部署ではなく

こちらの部署ですので

そちらのほうにご連絡を」

「法務部が!対応します!」

「法務が対応すると言った

アレは嘘だ、電話をまたかけろ」

 

・・・こんなあからさまな

相手の消耗を狙った

問題順送り、私は

久しぶりに経験しました!

 

これはあれですよね?

 

KLMは私が諦めるのを待って

時間稼ぎをしていますよね?

 

だとしたらチケットの

キャンセルは向こうの

思うつぼなのかもしれませんが

でも正直、私はこれ以上

KLMと関わりたくない

気持ちになりまして。

 

向こうの真意が

どこにあるのかは謎ですけど

少なくとも私は今回の経験で

KLMに対して『信用ならない』

『誠意がない』みたいな

印象を強く得てしまって

・・・そこらへんはもう

こちらの主観の問題でしょうが

だってKLM、話が

通じないんですもの!

 

『正当に結ばれた契約は

可能な限り順守しましょう』の

基本ルールを無視する企業に

命を預けるのはゴメンなんです。

 

普通に考えてそういう会社は

怖いですよ、本気の話で。

 

理屈が通じないんですから。

 

「というわけで私は

問題のチケットをキャンセルする」

 

私の宣言に夫(英国人)は

「お疲れさまでした。

代金がある程度

返ってくるといいですね。

一応指摘しますけど、

現在航空業界は上り調子、

手持ちのチケットを放棄して

新しくチケットを取り直すなら、

たとえそれがエコノミー席でも

現時点でKLMに対して

支払っているのと

同じくらいの額を

あらためて支払わなくちゃ

いけなくなりますよ」

 

「つまり結果的には

支払額は同額程度、

席はエコノミーで

今あるチケットを

キャンセルしようがしまいが

状況は変わらない、

ということを

言いたいんだろう?

それはわかる。

でも私はもう

KLMを使いたくないんだ」

 

「その気持ちもわかります」

 

「勿論ここからKLMが

その真の邪悪さを発揮して

チケットの払い戻しに

応じない可能性もあるわけだが、

その場合でもせめて

EU規定に基づき

支払額の75%の

払い戻しは求めるつもりだ」

 

「その求めをKLMが無視したら?」

 

「調べたんだがな、世間には

こういう航空業界関連訴訟を

専門に扱う法律事務所が

あるみたいなんだよ。

そこに連絡を取って、

KLMに満額払い戻しと

慰謝料を請求してもらって、

私は支払代金の75%を

受け取るだけでいいから

残りの25%と

追加で獲れた慰謝料を

依頼料代わりにしてくださいって

お願いしようと思うんだ」

 

「なるほど・・・それに

もしかしたら君と同じ目に

あっている人は実は

隠れてたくさんいるかも

しれませんものね。

企業訴訟は個人訴訟より

集団訴訟であるほうが

有利だったりするわけですから」

 

「まあでも本当にこれで

KLMに『キャンセル承りました、

お客様都合の

キャンセルですから当社に

払い戻しの義務はございません』

みたいなことを言われたら

ごめんな・・・いや、ちゃんと

そこから新しく戦いを

始めるつもりだけど、

それでもしばらくの間

我々の家計にはその

『払い戻されなかった

チケット代』が

重くのしかかると思うんだ」

 

「その危険性を考えると

黙って今あるチケットを

使ったほうがいい気もしますが、

でも僕は君の気持ちを尊重しますよ」

 

というわけで私は

KLMのサイト上で

『航空券キャンセル』の

手続きを行いました。

 

妙に効率よく要望が

処理されるのが怖かったんですが・・・

 

いやだってダウングレードに

関して問い合わせをした時の

あの手間のかかり方を思うとですね。

 

「自分に都合のいいことは

これでもかと素早く、

悪いことは可能な限り

時間をかけて」みたいな

企業姿勢を感じたのは

私の根性が

曲がっているせいでしょうか。

 

でも私の性根が

ここまで曲がった

原因のひとつは

間違いなくKLMだし!

 

 

ともあれ、続く。

 

 

GWもまもなく、

空の旅のため航空各社の

口コミ結果などを

調べたい方も

いるかと存じます、

そんな方々の一助になればと

昨日からハッシュタグに

『レビュー』

『口コミ』を追加

 

『KLM レビュー』とかの

用語検索でこちらのブログに

いらっしゃる方が出て欲しい

 

一般消費者はね

自分で身を守るしかないんですよ

 

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