皆様ご存じのように

私はフェイクニュースを

あまり好まない人間でして。

 

つまりいわゆる

虚報とか誤報とか。

 

例を挙げますと

朝日新聞の『慰安婦

強制連行』報道ですとか

『サンゴ落書きK.Y.』事件ですとか

『吉田調書』大嘘報道ですとか。

 

・・・いや、他の新聞も実は

ちょくちょくやらかしては

いるんですが、朝日新聞は

流石日本を代表する高級紙、

記憶にも記録にも

残ってしまう時は

残ってしまうものですよね!

 

(フォロー失敗)

 

災害時にデマを飛ばした

某デマゴーグのことなんか

私は10年経った今も

低く評価したままですしね。

 

・・・しかし私は知っている、

私が何故そうした嘘を

好まぬのかと考えると

私という人間が少し油断すると

その轍を踏みに行く

馬鹿さ加減を有しているから・・・!

 

つまり同族嫌悪。

 

私の場合、基本的に

そこに悪意・他意はないので

『捏造』というよりは

『うっかりミス』なんですけど、

でもそれはあくまで主観の話で

結果的にはやはりそれは

世に徒をなす行為です。

 

と、いうわけで。

 

わたくし・・・数日前に

『アフガニスタンのお茶』という

タイトルで記事をアップいたしまして・・・

 

当ブログで時々ある

一部の皆様の涙腺を

刺激する系のお話というか

コメント欄がまたそれはそれは

美しい言葉にあふれていて・・・

 

しかし、これが!

 

最近の私は東京の両親に

ご機嫌伺いの電話を毎日

かけているのでございますが、

本日電話を取ったわが父

(イメージ武将:石田三成)が

「そうだNorizo、言っておくけど

君がこの間書いていた

カイバル峠の話、あるでしょ。

あれさ、本当は逆だよ」

 

・・・逆?

 

峠の国境を越えたがったのは

わが父、と書いたけど、

実はわが母(イメージ武将:

豊臣秀吉)が越境をしたがった、

とかそういう・・・?

 

でもそれはわが両親の

性格に反する話、そう、

ミス・マープル言うところの

『それはその人の性格からして

有り得ないお話に思えます』な

状況になってしまうからして

 

 

 

 

「え?何が逆なの、お父さん」

 

「僕と秀吉さんがいたのは

アフガニスタン側じゃなくて

パキスタン側のカイバル峠

 

「・・・はっ?」

 

「パキスタン側から

アフガニスタン側を眺めて

あっちに行きたいなあ、と

お父さんは言ったの」

 

「・・・私、『アフガニスタン側から

パキスタンを眺めて』って

書いちゃいましたけど!」

 

「うん、だから逆なの。

『ついでに』でカイバル峠に

足を運んだって君も書いていたでしょ。

あれはモヘンジョダロのついでに

カイバル峠に出かけたんだよ」

 

「え、じゃあお二人に

お茶をふるまってくれたのは

アフガニスタンの村に

お住いの長老ではなく・・・?」

 

「パキスタン側の村の長老。

秀吉さんの写真を撮った

銃砲店もパキスタンのお店」

 

「・・・これは私、ちゃんと

訂正文を

書いたほうがいいよね?」

 

「それは君次第ですけど。

でもあれ、わかる人には

すぐ『これはおかしい』って

ピンとくる辻褄の合わなさだよ。

僕たちがモヘンジョダロに

行ったって書いてあるでしょ。

モヘンジョダロは

パキスタンにあるでしょ。

僕たちはそこですでに

パキスタンの地は

踏んでいるわけじゃない?

だから行きたいのは

アフガニスタンであるべきなの」

 

ムッシュ・ポアロだったら

ここから事件に解決に

向かう叙述のほころび!

 

 

 

 

『ヘイスティングス君、

嘘は必ずどこかで不整合を

生み出すものだよ』ってやつ!

 

・・・そんなわけで皆様、

わが両親が1970年代に

ご面倒をおかけしたのは

アフガニスタンではなく

パキスタン側の

カイバル峠近郊の方々でした・・・

 

あの記事で涙があふれたり

心を打たれたりしてしまった皆様、

こんなブログで本当にすみません。

 

両親のあの新婚旅行秘話を

私は母からアフガニスタンの

ニュースを見ている時に聞いて、

それで覚え間違いをしたみたいです。

 

もうこうなったら私は将来

アフガニスタン側から

カイバル峠を通過して

パキスタンに入って

近くの皆様と

お茶会をするしかない。

 

なんだったら国境線の真上で

お茶をたてるくらいのことを

しなくちゃ許されない気がします。

 

こんな書き方していますけど

私は今、物凄く反省しています。

 

今後気をつけます。

 

具体的な今後の対策:

私はどうも両親がからむネタで

嘘を書く傾向があるようなので

今後はそういう記事を

ネットにアップする前に

親に内容を確認してもらうか

そのネタを一緒に聞いた身内

(私より出来がいいと評判の

うちの妹とか)に

校正してもらうようにする。

 

ほ、本当にすみませんでした・・・

 

 

父にこの指摘を受けてから

私はしばらく文字通り

立ち上がれなくて、ソファから

 

震える声でわが夫(英国人)に

「私、この間、こういう嘘を

ブログで全世界に

流しちゃったみたい」

と、この絶望の真実を伝えたら

わが夫はまっすぐな眼差しで

「それはひどい!君って

そういうところ、ありますよね」

 

「どういうところだよ!」

 

「いやほら、君って物凄く

お話を面白くするのが

上手じゃないですか。

すごく細かいことでもそれが

『笑いにつながるポイント』なら

絶対忘れずに後日の話に

盛り込む技術があるでしょう?

あれはすごいって僕は

いつも感心しているんですけど、

そういう記憶力が優れている反面、

年数ですとか地名ですとかは

君は割と簡単に間違えますよね」

 

「・・・」

 

「あ、違います、僕は今

正しくないことを言いました、

正確にはですね、割と頻繁

かつ簡単に、君は

間違えています、そういうところ」

 

マリアナ海溝よりも

深く反省している私に

嘘は嘘と見抜ける人でないと

このブログを

読むのは難しいんですね

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