さて、英国は本年2020年

1月31日に正式にEUから

離脱したのでございますが

・・・もうその後のコロナ云々で

正直多くの人がこの事実を

忘れかけていたような・・・

 

しかしここにきて当地の

ニュースの焦点は

EUとの今後の通商がどうなるか。

 

今年の大晦日、

12月31日までは

『移行期間』ということで

英国は『EU加盟国』扱いを

受けられる・・・問題はその後。

 

本日(12月11日)ボリスの

ジョンソン首相が例の笑顔でいわく

「『合意なし離脱』の可能性が

今の時点では

非常に非常に高いです」

 

な、何が『ベリベリライクリー

Very very Likely)』だっ!

 

まあたぶん『合意なし』つまり

『通商協定未決』で

新年を迎えた場合

英国はEUとWTO

(世界貿易機関)ルールに従って

通商をすることになるんでしょうけど、

「1月1日に向け皆さん

ご準備ください、いや洒落じゃなく、

だって絶対変化がありますから」

と首相自らが断言するこの状況。

 

ドーバー海峡付近では

現在トラックの大行列

できているそうです。

 

「しかし一市民としては

何を準備すればいいんだ?

物価が上がるから

貯金をしとけってことか?

それとも食品を

買いだめしておけってことか?」

 

でも買いだめは逆に

社会不安を煽りそうな気もするし・・・

と悩む私に夫(英国人)は

「大丈夫ですよ、そりゃしばらくは

混乱するでしょうけど

変化の後に混乱はつきものです。

そもそもEUと通商協定を

結んでいない国

沢山あるんですよ、米国とか」

 

夫としてはだから英国は

なにもEUに特別扱いを

お願いしなくてもいい、

EUが米国に対してとる姿勢を

英国にもとってくれればいい、

それで問題はなし、と言うのですが

「・・・お言葉だがな、私はそれ、

ちょっと楽観的過ぎると思うぞ」

 

「何故です?」

 

「よその国の閣僚を

批判したくはないけれど、

君のところの国際貿易相は

交渉が不得手というか

センスがない気がする」

 

EU離脱を前に英国は

日本と通商協定を結ぼうと

報道を見ている限り関係者は

この夏獅子奮迅の働きを

見せたのですが、交渉終盤、

もうあとは双方のトップが

合意するだけだね!みたいな

状態になった時に英国の

トラス貿易相ったらいきなり

英国産チーズの低関税

認めてくれなきゃ納得できない!」

 

 

 

 

・・・いや、英国産チーズは

まあ美味しいですけどね、

トラスさんはスティルトン

(英国産ブルーチーズ)が

お好きって話ですけどね、

 

でもさ、あの時はさ、

チーズで揉めるよりも

一日も早く協定に合意して

「ほら!日本は英国との

貿易に魅力を

感じてくれているよ!

EUもうちのこの底力は

認めておくべきじゃない?」と

EU側に伝えるべき

だったんじゃないかなって・・・

 

 

いや、でもこれは私の

主観がたぶんに入った

見方ですかね?

 

結局協定は比較的

速やかに結ばれましたし。

 

 

大手スーパーマーケット

『テスコ』の会長曰く、

1月以降フランス産

ブリーチーズのお値段は

現在より40%ほど

値上がりするとのこと

 

 

 

 

このニュースを聞いたわが夫は

「隙あれば値上げを目指すのが

小売業者というものですからね」

 

・・・この年末は

フランス産チーズを

食いだめしておくべきでしょうか

 

合意なし離脱が怖いあなたも

不安が一周回ってなんだか

ワクワクしてしまっているアナタも

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