『キャスバル兄さんとアルテイシアごっこ』

(構って欲しくてすがりつく犬を

猫がクールにあしらう関係)に日々余念のない

我が家の白黒猫サンストリーカーと

新人黄色犬アーシーでございましたが、

そんなふたりの関係が本日変化しました。

 

これまでの関係

 

そう、それはお昼時。

 

餌を食べさせる前に

犬の膀胱を空にしようと

外の犬用トイレの状態を確認したら

そこに白黒猫がいたのでございます。

 

猫が庭を散歩していても

別に不思議はないんですけど

・・・サニー君、今これ、

小雨が降っていますけど・・・

 

雨嫌いの猫は従来ならば

こんな空模様の時は自室にこもるか

納屋の藁の上で丸くなっているかなのに、

そうか、君はそんなに犬をからかいたいか。

 

・・・でもトイレのために外に出たアーシーが

サニーの姿を見て興奮して走り出して

その結果『トイレじゃない場所』で用を足しちゃうと

それは訓練としては失敗だからなあ、と

とりあえずまずは猫を花壇の柵の上に移動させ

私は室内に戻り犬のケージを開け

餌皿に鼻を近づける犬に

「アーシーまずトイレ、それからゴハンね」と

勝手口を開けますと、犬は素直にトイレに直行。

 

おや、猫には気づかなかったのかな、と

一瞬思った私でありましたが、

そこは犬、もちろんそんなことはなく、

トイレ内でしっかり用を済ませながらアーシーは

じっと花壇の上のサニーを見詰めておりました。

 

ああ、これはトイレが終わるなり

犬が猫を追いかけて一騒ぎのパターンだ、と

なかば諦めつつも、そこは諦めたら

そこで試合終了ですよの精神で

「はい、アーシー、家に入って。ゴハンだよ」

 

すると驚いたことにアーシーは

一瞬だけ躊躇の様子を見せたものの

「はーい、ゴハンゴハン」と

足取りも軽く家の中に入り・・・

 

えっ?

 

いいの?

 

白黒猫を追っかけなくていいの?

 

まあそれでいいなら

それに越したことはないんですけど、

と柵の上の猫の様子を振り返ると、

白黒猫もかなり驚いた様子で

犬の後ろ姿を見送っていたのでした。

 

あれだ、それまでお兄ちゃんに

熱烈な好意と執着を示していた妹が

いきなり自立しちゃった、みたいなアレだ。

 

呆然とする猫をそのままに

私は犬にお昼の餌を与えたのでありました。

 

何だろう・・・

 

サニー君は確かにちょっと

犬に対してイジワルではあったけど、

でも今日のサニー君には

少し同情してしまう自分がいるな、と・・・

 

でもこれは我が家の犬と猫の

友好関係樹立の一歩ですかね?

 

期待している私です。

 

 

・・・いい犬になったな、アルテイシア!

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