さて我が家のニワトリと猫ですと

ニワトリのほうがどうやら序列が高い様子。

 

 

言い方を変えますとつまり

『猫がニワトリを恐れている』。

 

 

・・・本気で戦えば絶対に

猫の方が強い気がするんですが、

何なんでしょう、ニワトリのあの

声の大きさとか騒がしい挙措とかが

猫は苦手なんでございましょうか。

 

ともあれ、そんなわけで最近は

私が庭で作業をしておりましても

その傍らに寄り添ってくれるのは

猫ではなくニワトリ、という

状況になっております。

 

つまり猫がそばに来なくなった。

 

まあこれはこれで寂しくはあるのですが

猫が寄ってこない分仕事がはかどるというか、

いや、猫はほら、そういう時に

『ナデナデ』を求めてくるでしょう?

 

だからどうしても仕事の手は止まるし、

仕事の手を止めないと今度は実力行使で

こっちの手の上や肩の上に飛び乗って来るし。

 

それはそれで可愛くはあるんですけど!

 

その点ニワトリは私に接近してくる理由が

『おやつ(ミミズ)の確保』なので

基本的に作業の邪魔はしてこない、という。

 

今日も今日とて

せっせと雑草を地面から引き抜き

その根っこに絡まっている虫たちを

白黒夫人に献上していた私でしたが

ふと気づくと少し離れたところから

白黒猫がじっとこちらを見詰めていました。

 

 

そう、どうやら彼は気付いたのです、

メンドリ白黒夫人がどうも私から

『何か食べ物を貰っている』ことに・・・!

 

食い意地が張っていることにかけては

他の追随を許さない

白黒猫サンストリーカー君にとって

これは簡単に看過できる状況ではない。

 

サニー君、普段のニワトリへの

恐怖心はどこへやら、

軽快な足並みで芝を横切り

今しも雌鶏にミミズを与えようとしていた

私の手元を覗きこもうと・・・した瞬間、

メンドリ夫人の雷撃のような怒りが炸裂。

 

「気安く近寄るでない、猫がッ!」

みたいな一喝を受けて

サニー君は全速退避。

 

・・・本当にどうして我が家の雌鶏は

猫に対してこんなに高圧的なのかしら・・・

 

そこからしばらくは平穏に

私と白黒夫人のペアでせっせと

庭の土を掘り返していたのですが

少し経って私としては

庭の反対側の藪にも手を入れたい気持ちに。

 

メンドリ夫人に断りを入れて

シャベルとバケツ片手に移動をすると

その好機を見逃さなかったのが

サンストリーカー君。

 

最初の雑草にシャベルを突き入れた瞬間、

何か暖かくて柔らかいものが

背中をこすってきたので

メンドリ夫人がついてきたかと思ったら

それがなんとサニー君。

 

毛皮を私の背中に摺り寄せながら

期待と希望に満ちた目で

私のことを見詰めてくる白黒猫。

 

いや、でも今は君を撫でる余裕は、と

そのまま雑草を引き抜き根っこの部分を確認すると

いい感じのミミズが絡みついていたので

深く考えることもなくいつもの調子で

「トートトトー」と離れたところにいる雌鶏を呼ぶと

メンドリより先に猫のほうが鼻を突き出してきて

「あんな怖いメンドリよりも

僕のほうにそれ頂戴ッ!」みたいな顔をしてくる。

 

あげてもいいですけど、とその顔の前に

ミミズつきの雑草を差し出すと

猫は戸惑ったような表情を浮かべ

・・・うん、君は大食漢だけど

さすがにミミズは食べない子だよね。

 

そこに閃光のように白黒夫人が突撃、

羽音も高らかに猫を追い払うと

その目前で

ツルツルツルウーとミミズを一気飲み、

その様子を見た猫は明らかに

「うっわ!気持ち悪ッ!」という

愕然とした表情をしておりました・・・

 

まあどちらの気持ちもわかる。

 

以来、白黒猫は私と雌鶏夫人が

一緒に働いているところには

近づいてこないのでございます。

 

気持ちはわかるのでございます。

 

 

しかし私も最近普通に

『ミミズ』とか文中で連呼していますけど

どうなんでしょうね、これも悪い方向に

感覚がマヒしてきていることの証左でしょうか

 

猫派のあなたも

メンドリ派のあなたも

お帰りの前に1クリックを

人気ブログランキングへ