この冬の鳥インフルエンザ禍、

英国全土が対象となっていた

予防区域』指定が

4月30日をもって解除されました。

 

お帰りなさい鳥たちよ・・・!

 

 

やはりわが前庭は

閣下をはじめとする

ニワトリたちの姿があってこそ。

 

 

この艶やかな羽色のさざめきで

緑の世界は一層引き立つのでございます。

 

 

ただ閣下はねえ、

全盛期に比べるとどうしても

腰の張りというか反りが

弱くなっていらっしゃるというか

猫背気味になって

しまわれているというか・・・

 

 

「足取りもたどたどしいしな、

私としてはなんとかこの夏を

乗り切っていただきたいんだがな」

 

「どうも全身があちこち

強張っている感じですよね」

 

夫(英国人)とともに

我らが閣下のご健康を

心配申し上げていたところ

どこからか高らかに

若い雄鶏の鳴き声が聞こえてきまして

「あれは多分隣人宅(半キロ先)で

飼われているニワトリ団の団長の声だな。

高音部が少々不安定ではあるが

今後が楽しみな若造の喉披露だな」

 

「たぶんあの家も今日から

ニワトリを前庭に出したんでしょうね」

 

「閣下はもうああいう風に

時の声をあげてはくださらないのかなあ」

 

思わず肩を落としてしまったその時、

近所の若造の示威行動に

負けてはならじと気合が入ったのか

閣下、ぐっと胸を逸らせ喉を開き

世界に響けコケコッコーの暁の声。

 

まあもう昼時でしたけど。

 

以前の声量はないものの

その堂々の威風、揺るぎなき旋律、

ああ、やっぱり

我が家の閣下が私にとっては

雄鶏界一の色男でございます・・・!

 

その後閣下は久々の放歌高吟で

勢いがついたのかなんと

おそばの雌鶏たちのお尻を追い掛け回し

見事茶色夫人の背中に飛び乗ることに成功!

 

 

着地の際少し

ふらついていらっしゃいましたが

・・・お元気そうで何よりです!

 

やはり庭には二羽以上の

ニワトリがいて欲しいものでございます。

 

 

 

鵞鳥写真も載せたかったのですが

ほら、里子姉妹1号が

現在抱卵中でございましょ?

 

 

兄君がカメラに対し警戒感剥き出しで

 

 

鳥インフルエンザ予防区域解除を寿いで

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